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亜細亜歌謡のザ・ピーナッツ [日本]

可愛いピーナッツ.JPG

ザ・ピーナッツのデビュー50周年を記念したオリジナル紙ジャケット・コレクションが完結。
リマスターされた音質はもとより、未収録音源の発掘やデータを完備した詳細な解説など、
すみずみまで神経の行き届いた仕事ぶりは、これぞリイシューの鏡と呼びたいほど。

ぼくは初期の2枚を買いました。
ザ・ピーナッツのレコードで1枚だけ持っていた59年のデビュー作『可愛いピーナッツ』と、
「月影のキューバ」や「キサス・キサス」が入っている『ピーナッツの“ザ・ヒット・パレード”』です。

当時の「シャボン玉ホリデー」を見ていたリアルタイム世代とはいえ、
ザ・ピーナッツの歌の魅力に気付いたのはもっとずっと後のこと。
50~60年代のマレイシア歌謡、P・ラムリーやサローマを聴くようになってからのことでした。

きっかけは、90年頃に高田馬場の古本屋で見つけて買ったデビュー作の10インチ盤。
1曲目がデビュー・シングルにもなった「可愛い花」で、
聴いた途端、昔テレビで歌っていた二人の白黒映像が脳裏に浮かびました。
それにしても、デビュー曲にシドニー・ベシェの“Petite Fleur”を選ぶっていうセンス、
どんだけ「通」なのって、ウナっちゃいますね。演奏・アレンジは宮川泰です。

ぼくには和製ポップスというより、亜細亜歌謡として聞こえたのは、
ワールド・ミュージック・ブーム時代の90年代に聴いたからかもしれません。
チャイナ・ドレスと淡い色使いのジャケにもアジアン・テイストを感じる、ってコジツケですかね。
CDはオリジナル・ジャケに忠実ですが、レコード番号だけカットされています。
写真は、キングのレーベル・マークの下にレコード番号が載っている10インチ盤の方です。

[10インチ] ザ・ピーナッツ 『可愛いピーナッツ』 キング LKF1060 (1959)
[CD] ザ・ピーナッツ 『可愛いピーナッツ』 キング KICS1429
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