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ウクレレの快楽 [太平洋・オセアニア]

本屋できれいなグラビアが満載のウクレレ本を見つけ、パラパラと眺めていたら、
「ウクレレ創世記」と題したページに、さらりとこんなことが書いてあるのが目に入りました。

「1879年8月23日にポルトガルからの移民船レーベンスクラグ号がホノルルに到着した。その中に、オウグスト・ディアス、ホセ・ド・エスピリト・サント、マニュエル・ヌネスという3人の楽器職人が乗っていた。彼らが、ポルトガルの民族楽器ブラギーニャを、ハワイの木コアで作ったのがウクレレの始まりと言われている。」

うわ~、ハワイ音楽って、ここ10年ですごく理解が深まったんだなあ。
雑誌やムック本に書かれる音楽の記述のでたらめさ加減に、普段慣れっこになっているせいか、
こんなしっかりした知識をもとにした記述を見つけると、逆に感動すら覚えてしまいます。
音楽が広まるためには、マニアックなファンばかり増えたってダメで、
楽器をやる人や、ダンスをする人が増えることが大切なんだよなあ。

Harry Kalahiki.JPG Nelson Waikiki.JPG

さっそく買ってきた『ザ・ウクレレ・ブック』のヴィンテージ・ウクレレの写真を眺めながら、
ハワイのCord Internationalから届いたばかりのウクレレCD2枚を聴くことに。
名門レーベル、トレイドウィンズの旧作CD化。
ハリー・カラヒキはベースとドラムスをバックに、繊細でさりげない技巧的なプレイを聞かせ、
ネルソン・ワイキキはジャケこそノヴェルティぽいけど、スラック・キー・メドレーもやる正統派。
古くからのハワイ音楽ファンにはよく知られた2枚ですね。

今度、ホコリをかぶったままになっているカマカを弾いてみようかしらん。

Harry Kalahiki "MONGO PLAYS UKULELE" Hana Ola/Cord International HOCD88000
Nelson Waikiki "UKULELE STYLIST" Hana Ola/Cord International HOCD89000
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