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ゲバゲバ90分! [日本]

ゲバゲバ90分!.jpg

TV局がテープを保存しておらず、復刻はありえないと言われていた「ゲバゲバ90分!」。
40年の時を経て現存テープが発見され、DVD化がついに実現しました。
喜び勇んでDVDを注文したついでに、宮川泰さんのミュージック・ファイルも、ぽちっと購入。

なっつかしいなあ。ぼくが小学5・6年のころですよ。
テレビの現場に活気が溢れていた時代、
今では考えられないほどのエネルギーを費やした仕事だからこそなし得た、
緻密なショート・ギャグ(コントとはいわないそうです)・エンタテインメント番組ですね。

日本初のギャグ番組「ゲバゲバ」の魅力は、
子供相手ではなく、大人向けに作られていたからこそのものでしょう。
「11PM」ふうのお色気も、ちらちら見え隠れしますからね。

都会的センスのユーモアとウイットに富んだ「ゲバゲバ」に比べると、
のちのドリフの「8時だョ!全員集合」は、真逆のセンスの体育会系ギャグでした。
ぼくはドリフが好きになれなかったクチで、
やたらとイバってるリーダーのいかりやには反発ばかり覚えたし、
メンバーとの親分子分の関係も不快に思ってました。

ドリフの泥臭い笑いは、いかにも日本的だった、ってことなんでしょうね。
「ゲバゲバ」の洒落た「洋楽」センスに比べたら、ドリフはまんま「邦楽」といえます。
だからこそ、ドリフはあれほど長く愛され、大衆化したともいえるんでしょう。
その「ゲバゲバ」の洋楽センスは、宮川さんのミュージック・ファイルを聞けば、より明快です。
「ゲバゲバ」は「しゃぼん玉ホリデー」の洋楽ポップスのセンスを引き継いでたんですね。

宮川泰 『ゲバゲバ90分! ミュージック・ファイル』 バップ VPCD81254
コメント(1) 

コメント 1

ペイ爺

>なっつかしいなあ。ぼくが小学5・6年のころですよ。
そうでしたね~。ホントなつかしいっ!

主演者の一人である藤村俊二は、当時を振り返って、台本を譜面に例え「僕らはそこで、いかにアドリブで演奏するか、という作業が面白かった」と語っているようですが、確か小5の頃、たまたまアイス・スケートをしに遊びに行っていた週末の読売ランドで、偶然、この撮影場面に「遭遇」しました。

藤村が、立ち入り禁止区域の芝生の小丘の中で、まるで兵隊みたいに匍匐前進して、丘の頂上で顔を上げ「ゲバゲバっ」と言うアホみたいなコント(笑)。繰り返し、繰り返ししつこい位撮影していました。実際OAされたかどうかは不明ですが(笑)。

by ペイ爺 (2009-09-29 16:38) 

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