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官能的な、あまりに官能的な ケム

Kem Intimacy Album 3.jpg

ほうっ♡ 思わずため息が洩れました。
なんてセクシーなアルバムなんでしょうか。

これが3作目というケム、初めて聴きました。
いわゆるクワイエット・ストーム系のR&Bで、絶大な人気を得ている人だそうです。
雨音のSEからスタートするボサ・テイストの1曲目から、
都会的でメロウなアダルトの世界へといざない、
アダルトをとうに飛び越えた歳のオヤジさえも、トロけさせます。

このアルバムを一言でいえば、ジャジーなアーバン・ソウルでしょうか。
いかにもチンプな形容ですけど、その生音中心のサウンドは抗し難い魅力があります。
ギリギリに絞った音数で、シンプルにメロディーの良さを引き立てていて、
ソングライターとして、またプロデューサーとして、抜きん出た才能を感じさせますね。
このアルバムを聴いて即座に思い浮かべたのが、ジョーの“ALL THAT I AM”。
官能的な、あまりに官能的なアルバムです。

全編ミディアム~スローにかかわらず、だれることのないフックの利いたグルーヴがあり、
柔らかな低音からハイトーンへ軽やかに舞い上がるシルキー・ヴォイスの質感と、
声音を変え、苦味のあるミドル・トーンで歌う表情豊かなヴォーカルが、
ただ心地よいだけで終わらない、この人のソウルを伝えます。

う~む。コットンクラブあたりで美女をエスコートして聴けたら最高でしょうか。
美女と無縁のオヤジには、ただの妄想にすぎませんが。
ホセー・アントニオ・メンデスでやるせなくなって、収まりのつかない胸の高まりを、
ケムでチル・アウトして眠りにつく、というのがオヤジの正しい使用法ってとこですか。
それにしてもこの人、オシャレだけにとどまらない深い闇を持っていそうで、妙に惹かれます。

Kem "INTIMACY : ALBUM Ⅲ" Universal Motown B0014469-02 (2010)
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