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熱帯夜をぶっとばせ ダンプスタファンク [北アメリカ]

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「チョー、気持ちイイ」「もうなんも言えねえ」

オリンピック水泳の北島選手の名言ではございません。
ダンプスタファンクのコンサートが跳ねて、ワタクシが洩らした呆言でありまっす。

フジロック出演で来日したダンプスタファンク、
去年作の“EVERYBODY WANT SUM” を年間ベストに掲げるほど聴き狂った当方としては、
観たいーーーーーーー!と身悶えもんだったわけですが、願いが叶ってワン・ナイト・スタンドが実現。
しかもダンプスタファンク同様、フジ帰りのランディゴの翌日という二連戦で、
よっしゃ!これは今夏最大のイヴェントだぜっ!と気合も入りまくりで待ち構えておりました。

なんせ前日には、ランディゴで踊っているので、齢53の身体をいたわらにゃなりません。
会場が渋谷クアトロだから、前半のブラック・ボトム・ブラス・バンドでは後ろの椅子席でおとなしく座って、
体力温存しておこうなどと目論んでいたのですが、会場へ着いたら、椅子席がな~い!

ひえ~、これで3時間のスタンディング、持つかなあと不安がよぎります。
客層も往年のニュー・オーリンズ・ソウル・ファン、
そろそろリタイアも近いオヤジ大集合で、大丈夫かね、みんな、と余計な心配もしつつ。
前半のブラック・ボトムではぜったい踊らないぞと自分に言い聞かせておきながら、
ゲストのスタントン・ムーアの強力なグルーヴに巻き込まれて、ついつい足が、腰が…って、ダメじゃん!

スタントン・ムーアのめちゃくちゃキレのあるドラミングをフロア右側の一段高いところから拝み、
好演したブラック・ボトム・ブラス・バンドのステージで適度に温まったところで、
さあ、いざフロア前方へGO!
セッティングでずいぶん間が空きましたけど、ダンプスタファンクの面々が登場して、
イッパツ音出しただけで、もうチビりそうになりました。
この音圧! いきなり血流があがって、心臓の鼓動も早まります。

リーダーのアイヴァン・ネヴィル、フロントでヴォーカルを務める
ベース兼ギターのトニー・ホールの存在感は言わずもがなだったけど、
新メンバーの女性ドラマー、ニッキー・グラスピーのふてぶてしさがカッコよかったなあ。
ヴェテラン揃いのメンバーに臆することなく、MCも貫禄があって、いったいどういう人かと思えば、
07年のビヨンセのワールド・ツアー・バンドに参加し、カニエ・ウェスト、ジェイ・Z、
シャカ・カーンなどのレコーディング・キャリアも積んだバークリー卒のツワモノなんですね。
おみそれいたしやした。

ブラッキーなファンクやロックで押しまくるだけでなく、
会場の女性客をステージに呼び込んで踊らせたり、スタントン・ムーアに1曲叩かせたりと、
見せ場もいろいろ作りつつ、ハイライトとなったのは“One Nation Under A Groove”。
ファンカデリックのファンク・ロック・アンセムが始まった時には、
もうズイキのナミダが流れましたよ、ワタシャ。まさかこの曲をやるとは思わなんだ。
オヤジども一丸となって、コーラスを絶唱しまくったもんねー。

痺れた身体で帰宅すると、この日の歩数計はなんと34100歩を記録。
歩数を記録し始めた03年7月以来の最高記録ですよ、これ。
だいたい1日の平均が15000歩くらいなので、1日分以上をライヴで踊ったってか。
太ももやヒザにダメージは来ておりますが、それすらも愛おしくなる最高の夜でした。

Dumpstaphunk “EVERYBODY WANT SUM” no label no number
コメント(2) 

コメント 2

yucca

Nikkiちゃんはすでにすごいキャリアなんですね!それにしても34100歩はすごいです。bunboniさんに負けじと私もかなり踊りましたが完敗ですw本当に楽しい夜でした。
by yucca (2012-08-03 15:40) 

bunboni

勝ったぜ…って、アホか。
踊る阿呆を地で行くbunboniです。あ~、きもつえがったぁ。。。
by bunboni (2012-08-03 20:30) 

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