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写真で見るマラヤ芸能史 [東南アジア]

MUSICA 1900-1965 MALAYA'S EARLY MUSIC SCENE.jpgうひゃあ、スゴい本だな、こりゃ。
シンガポールから届いた荷を開けて、
想像以上のヴォリュームにびっくりしてしまいました。
シンガポールで出版された、
マレイシア音楽の半世紀を写真で絵解きした本。
いや、本というより写真集、
ちょっとした図鑑ですね、これは。
1900年からシンガポールが独立する
1965年までのマラヤ芸能史が、
全256ページに貴重な写真の数々とともに
構成されています。

最初の47ページに、
マレイシア音楽の短い概説と歴史が触れられていて、
バンサワンはじめラジオや映画などメディアとの関係も
コンパクトにまとめられています。
その後、P・ラムリーやサローマのような大物から、
ぼくの知らない歌手、俳優、音楽家、作曲家まで
総勢79人のバイオグラフィーがばっちり載っていて、
これはすごく役に立ちそうですね。マレイ語だけでなく、英語が併記されているのは大助かり。
マレイシア音楽黎明期を知る、絶好の資料となってくれそうです。

早速エル・スールの原田さんに見せびらかそうと思ってたら、
すでに原田さんも入手されていたらしく、近々お店にも入荷してくるそうです。
P・ラムリー、サローマなど往年のマレイシア音楽ファンには必携の写真集でしょう。

エンボス加工したセンスのいい表紙デザインからもうかがえるように、
どのページをめくっても、匂い立つようなマラヤ芸能のきらびやかな世界が広がっていて、
眺めているだけでクラクラしてしまいます。
各ページの地をレトロな風合いにデザインしていているのも、粋じゃないですか。
まだ眺めているばかりで、本文をちゃんと読めていないんですけど、
時間をかけてじっくり楽しめそうな本です。

[Book] Azlan Mohamed Said "MUSICA 1900-1965 MALAYA'S EARLY MUSIC SCENE" Azlan Mohamed Said ISBN: 978-981-07-3764-1 (2013)
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