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キンシャサのゲットーから ベブソン・ド・ラ・リュ

Bebson De La Rue.jpg

この夏来日したジュピテール・バゴンジ、日本ではなぜか英語でその名が書かれていて、
本人はジュピターでもどっちでもいいよと鷹揚に答えてましたけど、
コンゴ民主共和国の公用語であるフランス語で、ジュピテールと書くべきなんじゃないですかね。
ついでに、カメルーン出身のリシャール・ボナだって、
なんでリチャードと表記するんでしょうか。ぼくにはぜんぜんわかりません。

Jupiter's Dance.jpgカナ表記の問題はさておいて、ジュピテールが
滞在中に開かれたイヴェントで、
彼が主演した06年のドキュメンタリー映画
“JUPITER'S DANCE” が上映されたんですけど、
ベブソン・ド・ラ・リュが出演していてビックリ!
最近この映画のDVDを観ていなかったので、
ベブソンが出ていたことに気付かなかったなあ。

家へ帰ってから慌ててDVDを取り出してみたら、
ライナーにはちゃんと写真付きでベブソンが
紹介されているばかりか、
ボーナス映像で1曲入っていて、
うひゃあ!と思わず叫んじゃいました。

ベブソン・ド・ラ・リュは、ジュピテール・バゴンジに続く
コンゴ音楽の新たな逸材として、ぼくが期待を寄せているシンガー兼ラッパー。
昨年リリースしたアルバムは、ルンバにファンク、ラガマフィン、ヒップ・ホップをミックスした
泥臭くもファンキーなサウンドをバックに、タフなストリート・ロッカーぶりを発揮した痛快作でした。
ベブソン・ド・ラ・リュもジュピテールと同じく、ンドンボロといった現在のメインストリームではなく、
キンシャサのゲットーから飛び出したミュージシャンで、
すでにこの当時から関係があったんですねえ。

濁った声が強烈なストリート臭を撒き散らすベブソンですが、
歌い口やフロウはハードコアでなく、陽性のユーモアに溢れていて、
人なつこいキャラクターが魅力となっています。
2人のチャーミングな女性コーラスをフィーチャーしたポップ・センスが、またいいんだな。

Kinshasa Kids.jpgそのベブソンが、歌手を夢見るストリート・キッズの
兄貴分を演じた映画
“KINSHASA KIDS” もまた見ものです。
キンシャサのハード・ライフを
サヴァイヴする少年たちの物語なんですが、
“JUPITER'S DANCE” の続編ともいうべき、
キンシャサのゲットーの現実を活写した内容になっています。

かつて“THE HARDER THEY COME” が
レゲエを世界に認知させたように、
この2本の映画が一般公開されて、
キンシャサのゲットー・ミュージックが
広く知れ渡ることを望みたいものです。


Bebson De La Rue + Trionyx "CROUPE ÉLECTROGÈNE" Wajnbrosse no number (2013)
[CD+DVD] Jupiter Bokondji & Okwess International "MAN DON’T CRY + JUPITER’S DANCE" Idéale Audience International DVD9DM25 (2006)
[DVD] a film by Marc-Henri Wajnberg "KINSHASA KIDS" Wajnbrosse no number (2013)
コメント(2) 

コメント 2

keiko de viva

2016年 1月 キンシャサのjupiterのとこ行ってきます ベブソンも大好きなのであってきます
by keiko de viva (2015-12-16 17:59) 

bunboni

交通事故とマラリアに気をつけて。いってらっしゃ~い。
by bunboni (2015-12-16 20:20) 

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