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贅沢な大人の音楽 ジャキス・モレレンバウム-セロ・サンバ・トリオ

Jaques Morelembaum - Cello SambaTrio.jpg

「セロ・サンバ・トリオ」と称するジャキス・モレレンバウムの新作は、
ギター、ドラムスと組んだアルバム。
ギターのルーラ・ガルヴォーンは、ホーザ・パッソスの作品などを手がけてきた人だそうで、
ドラムスのラファエル・バラータは、現役のジャズ・サンバ・ドラマーとのこと。

初めて知ったお二人ですけど、ジャキスと組むだけあって、
共に実力のあるプレイヤーであることは、一聴瞭然。
ジルベルト・ジル、カエターノ・ヴェローゾ、ジョビン、ジョアン・ドナート、カルロス・リラといった
ボサ・ノーヴァ名曲のカヴァーを中心に、
ジャキスやルーラのオリジナルも交えて聞かせる内容となっています。

3人とも自己主張するわけでもなく、奇抜なアレンジがあるわけでもなし、
人々から愛されたメロディを丁寧に紡いでいく、ただそれだけの演奏が続きます。
口の悪い人から、優等生的とか、予定調和とかいわれそうですけれど、
過度な緊張感がないかわり、リラックスもしすぎない、
真摯なアティチュードで臨むその演奏態度が生み出す音楽は、
とても芳醇で贅沢な味わいがあります。

ジャキスのチェロはよく歌うばかりでなく、フレージングがほんとにセクシー。
ルーラのハーモニクス奏法も聴きもので、チェロとギターがユニゾンでメロディを取るところなどに
ユーモアも感じられて、大人の嗜みともいえる一枚に仕上がっています。

Jaques Morelembaum - Cello SambaTrio "SAUDADE DO FUTURO FUTURO DA SAUDADE" Biscoito Fino BF309-2 (2014)
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