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百年前のキュートな舞踏音楽 ピケーテ・ティピコ・クバーノ

Piquete Típico Cubano.jpg

こんなに優雅な音楽を、21世紀の今になって、聴くことができるなんて。
なんだか胸をこみあげるものが抑えられなくなって、
初めて聴いた時、目から熱いものがこぼれたのには、自分でも驚いちゃいました。

カンゲキ屋の性分とはいえ、レコード聴いて涙するというのは、じっさい稀なこと。
ましてや歌でなく、インスト演奏を聴いてというのは、あまり記憶がありません。
それほどカンゲキしたのが、
ピケーテ・ティピコ・クバーノなるキューバはダンソーンのバンド。

ダンソーンといっても、
ヴァイオリンやフルート主体のチャランガ編成でなく、管楽器主体なんですね。
キューバでダンソーンが大流行した19世紀末には、
こういう小編成のブラスバンドがダンソーンを演奏していたんだそうで、
こうした編成をピケーテと呼んでいたとのこと。知らなかったなあ。

ここで聞けるダンソーンこそが、19世紀末黄金期のダンソーンというわけなんですね。
20世紀初頭に書かれた曲など当時のダンソーンのレパートリーが忠実に再現されているようです。
木管の柔らかな響きにヴァイオリンの弦の音色が絡み合って生み出される、
古風にして上品なメロディ。おごそかに円舞するような優雅なリズム。
クラシカルな響きがちっとも堅苦しく感じないのは、
あまりにキュートでエレガントな演奏のせいですね。
ノスタルジアをはるかに超越した世界が繰り広げられていて、クラクラしてしまいます。

Piquete Típico Cubano "HOMENAJE AL DANZÓN" Producciones Colibri CD272 (2012)
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