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男前なターボ・フォーク ツァナ・ミトロヴィッチ [東ヨーロッパ]

Ćana.jpg

かっちょいー!
セルビアのバルカン歌謡ターボ・フォークというと、
2年前にナターシャ・マティッチ姉御を知って惚れこみましたけど、
http://bunboni58.blog.so-net.ne.jp/2013-01-10
これまた気風のいい女性歌手と巡り合いましたよ。

セルビアは、こういう男前な女性歌手の宝庫なんでしょうかねえ。
ツァナ・ミトロヴィッチさん、パッケージ写真からして迫力満点な姉御ぷりですが、
歌の方も、強力なこぶしをぐりんぐりん回しながら、ぐいぐい迫ります。
暑苦しさをちっとも感じないのは、スピード感あふれるバックのおかげでしょうか。

バルカンらしいリフがぴゅんぴゅんと旋回するセルビア民俗色豊かなメロディを、
アコーディオンを前面に立てながら、ぎんぎんのロック調ギターや
シンセが彩りを添えたプロダクションが、嬉しいじゃないですか。
ひと昔前のエスノ・サウンド風というか、90年代のダンドゥットみたいな大衆歌謡サウンドで、
ちょいダサな下世話さと、アカ抜けしてないところが好感持てます。

これが世界標準のダンス・ポップスになると、
打ち込み主体のマシン・ビートがやかましいサウンドになるのは目に見えてるので、
このままローカル・プロダクションを維持していただきたいところです。

Ćana "ĆANA" BN Music CD130 (2014)
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