ガーリーな夏娘 アンジェラ・モイラ [北アメリカ]
ガーリーな魅力に、おじさん、もうメロメロ。
幼さの残る歌い口に、胸がきゅんきゅん鳴っちゃいますって、
50半ば過ぎのおやじが言っても、キモイだけでしょうけど。
ぽてっとした唇がおいしそう、なんてさらにキモイ感想を重ねたりして。
CDショップでたまたま目に留まったジャケットに、ピンときました。
「ひょっとして、これ、いいかも。」と、ひとりごち。
長年レコード買っていると、こういうカンって、ほとんどハズれなくなります。
アンジェラ・モイラという名前、ぜんぜん知らないので家へ帰って調べてみると、
サンフランシスコで活動する女性シンガー・ソングライターのデビュー作でした。
ノラ・ジョーンズとかコリーヌ・ベイリー・レイあたりと、同じタイプの人ですね。
ぼくはその二人にちっとも魅力を感じないんですけど、この人にはやられました。
そのワケはなんといっても、きゃ~わいぃ~♡その声と、ちょい甘ったれた歌い口。
ファルセットで声が裏返るところなんて、可愛いすぎて、ギュッと抱きしめてあげたくなります。
お断りしますって? えぇ、そうでしょうとも、そうでしょうとも。
ま、とにかくこのキュートさは、マルチニーク娘ゴールディー以来ですね。
ウクレレ片手に歌うという、リゾート・ミュージック的な風通しのよさが魅力です。
ブリージーな曲の魅力も、ちゃんといっとかなきゃね。全12曲アンジェラの自作です。
トロピカルな風情はありませんが、まばゆい夏の陽がぱあっと広がる、
オーガニックな雰囲気いっぱいの、いかにも西海岸らしいアルバムとなっています。
ハンモックに揺られて心地よい午睡に誘われそうな、なんとも気持ちいい1枚です。
Angela Moyra "FICKLE ISLAND" Zip ZIP090 (2014)
2014-12-07 00:00
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