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完全復活 ジョニー・ギル [北アメリカ]

Johnny Gill.jpg

ジョニー・ギル! うわー、なっつかしいっすねえ。
何十年ぶりの新作ですかって思ったら、4年前にアルバムが出てたんですね。
なんたるウカツ者。知らんかったわ~。
でもその前作も16年ぶりだったっていうんだから、見過ごしててもしょうがないよねえ。

さて、ジョニー・ギルといえば、なんといっても必殺バラードの“My My My” ですよね。
80年代のニュー・エディション時代のジョニー・ギルは、実はぼくは聴いていなくて、
90年のあの歴史的傑作、“JONHNNY GILL” でノックアウトされたんでした。

なんせ当時は、ソウル/R&Bなんて聴いてる場合じゃないというほど、
ワールド・ミュージック全面展開の時代でしたからねえ。
もうこの1枚があれば、あとの90年代のソウルは聴かなくってもいいや、
なんて乱暴なことを90年早々に思ったもんでしたけど、
あとから振り返ってみたら、実際ほんとにそういう作品だったんだから、スゴイよなあ。

で、あれから四半世紀ですよ、むー。
円熟という変化ではなく、90年代のまんまという印象の完全復活な快作じゃないですか。
90年代の輝きがそのまんまなんだから、スゴイですよ。
甘い声で地声とファルセットを絶妙に使い分けるバラード、
一方、アップでは、強烈なソウルを伝えるシャウトと、硬軟使い分ける歌いぶり、
ぜんぜん劣えてません。

チャック・ハーモニー、ベイビーフェイス、ワーリー・モリス、ヴィダル・デイヴィスという、
名プロデューサーがずらりと並んだプロダクションも豪華です。
ベイビーフェイスがプロデュースしたタイトル曲も鮮やかなら、
熱唱に完全復活を実感させる“What Is This”、
ギター・カッティングに80年代ディスコの記憶がよみがえる“Gonna Cost” と、聴きどころ満載。

ただ~し! 難は、アンドレ・ブリセットが手がけたラストの2曲。
EDMだかなんだか知りませんが、
ジョニー・ギルにはまったくそぐわないプロダクションで、サイアクです。
リッピングでこの2曲をデリートし、ただいま激愛聴中です。

Johnny Gill "GAME CHANGER" J. Skillz 1790021638 (2014)
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