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自立したセネガル女性像を示して ティティ [西アフリカ]

Titi  LA LIONNE.jpg

ンバラの記事、連投しておりますが、今回はこれで終わり。
エル・スール・レコーズに届いたCDのおかげ(シゲ子さん、ありがとうございました)で、
ひさしぶりにンバラを堪能できて、感謝感激なのでありますが、
これでも手元のウォント・リストを赤線で抹消できたのは、たったの半分。

むー、これではいけませんねえ。
音楽を聴くメディアさえこだわらなければ、配信バンザイですむ話なんですが、
当方、いまだにダウンロードで音楽を買ったことがないという、
イマドキ化石みたいなCD/フィジカル大好き人間でございますので、
現物を手に入れなきゃ、はじまらんのです。

であるからには、他力本願ばかりじゃなく、自分でも探さなきゃねーというわけで、
なんとか1枚は、自力で入手することができました。
それがすこぶる良作だったので、その話題で締めようというわけです。

それが、ティティことンデイ・ファトゥ・ティネの新作。
ティティは、スレイマン・フェイ、ファルー・ジェン、デンバ・ジャ、マディ・クヤテのバンドで
コーラス・ガールの下積みをしながらデビューのチャンスをうかがうも、なかなか芽が出ず、
ギネアへ渡って自分のバンドを作り歌手活動をしたという苦労人。
彼女にチャンスが巡ってきたのは、コナクリにやってきたユッスー・ンドゥールのおかげ。
すぐさまセネガルへ帰国し、ユッスーのレーベル、ジョロリと契約、04年にデビューを飾りました。

4作目にあたる本作は5年ぶりのアルバムということで、
セネガルでもカムバック作と話題を集めていました。
タマやサバールなどのパーカッションとリズム・セクションが乱れ打つ、
ハードエッジなンバラ・サウンドにのせた、ティティのきりりと引き締まった歌い口は、
ヴィヴィアンの前作“WUY YAAYOOY” を思わせる生一本さで、胸をすきます。

すくっと背を伸ばした、自立した女性像を象徴するかのような神々しい歌声。
ぼくはこういう男前な女性の歌いっぷりが大好きです。

Titi "LA LIONNE" Prince Arts no number (2013)
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