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エレクトロ・ソンガイ レイラ・ゴビ

Leila Gobi  2017.jpg

お! 今度はフィジカルも出るのね。
インターナショナル・デビュー作として、
クレアモント・ミュージックからリリースされたレイラ・ゴビの前作は、
500枚限定LPと配信のみのリリースでしたけれど、
セカンドはCDもリリースされるというインフォメーションに、楽しみにしていました。

レイラ・ゴビは、マリ東部メナカ出身の女性歌手。
これまでさまざまなマリの歌手のバックアップ・ヴォーカリストとして活動し、
10年に自身のグループを率いてソロ活動を始めたという人です。
本作は、ソンガイ語とタマシェク語で歌った曲が半々となっています。

メナカ出身ということは、レイラはソンガイ人なのでしょうか。
そういえば、トンブクトゥ出身のソンガイ人歌手ハイラ・アルビーも、
ソンガイ語、タマシェク語両方で歌いますよね。
http://bunboni58.blog.so-net.ne.jp/2015-09-21
トゥアレグの歌手はタマシェク語でしか歌いませんけれど、
ソンガイの歌手って、多言語使いが多いですよね。
アフェル・ボクムやママドゥ・ケリーも、
ソンガイ語、プール(フルフルデ)語、バンバラ語で歌うし。
http://bunboni58.blog.so-net.ne.jp/2009-06-20
http://bunboni58.blog.so-net.ne.jp/2013-10-03

レイラは、鼻にかかったハイ・ピッチのクセのある声に特徴があり、
エレクトリック・ギター、ベース、カラバシの3人をバックに歌っています。
バマコでレコーディングされたベーシック・トラックに、
エレクトロなサウンドを加味したいというレイラの希望で、
マリ国内では機材や電力事情に問題が多いことから、
ロサンゼルスで打ち込みが加えられ、ニュー・ヨークでミックスされました。

ベーシック・トラックに寄り添うように施された打ち込みは、
見事に3人の伴奏に溶け込んでいて、
デヴィッド・ハーローという人、なかなかの手腕ですね。
ギターの旋回するフレージングを補うシンセ音を加えたり、
ベース・ラインを強化したりと、ソンガイ音楽の構造をよく理解した
プロダクションを作り出しています。
存在感をくっきりと示しながらも、
主役以上にでしゃばらず、やりすぎとならない、いい仕事ぶりです。

なんか、これに似た名作が昔、ありましたよね。
そう、「テクノ・イサ」の異名を取った、
ワスルの男性歌手イサ・バガヨゴの“SYA” です。
あのアルバムほどには打ち込みが自己主張していないぶん、
テクノ度は低いけど、それだけにこなれたエレクトロ・サウンドが楽しめます。

Leila Gobi "2017" Clermont Music CLE019 (2017)
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