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インドネシアのパワー・ロック トーパティ・ブルティガ [東南アジア]

Tohpati Bertiga  Faces.jpg

凍てつく冬の朝はロックだ!

なんて、ガラにもないことを言ってますが、
ここ半年ほど、朝のウォーキングの友が、ずっとジャズのアルバムだったもんで、
ロックにスイッチすると、すごく新鮮に響くんですよねえ。
ロックといっても、インストのアルバムなんでありますが。

そのアルバムは、脚光を集めるインドネシアのギタリスト、
トーパティ率いるトーパティ・ブルティガの新作。
トーパティといえば、昨年トーパティ・エスノミッション名義のアルバムにブッとんだのが、
まだ記憶に新しいところですけれど、
http://bunboni58.blog.so-net.ne.jp/2016-06-07
今作も、実にフッ切れた爽快なロック・サウンドを聞かせてくれて、カイカン。
いやあ、トーパティ、エネルギーありますねえ。

トーパティ・ブルティガは、インドロ・ハルジョディコロのベース、
ボウイことアディテョ・ウィボウォのドラムスとのトリオ編成。
トーパティのギターは、ソロ・パート、リズム・カッティング、バッキング・リフで
異なるカラーのサウンドをはじき出し、トップ、ミドル、ボトムそれぞれに、
厚みのあるサウンドを作り出しています。

楽曲作りも巧みで、次々と転調しながら、リズムもスイッチしていく
息つかせぬダイナミックな展開には、ドキドキしますよ。
こういうスリルは、ロックの醍醐味ですよねえ。

パワフルに押しまくるソリッドなサウンドは、徹頭徹尾ロックで、
フュージョンのセンスは皆無。
曲はポップでも、メロウでもなけりゃ、ソフトでもないし、アーバンでもありません。
ジャズ的なフレージングはほとんど使われないし、
かといって、ブルースぽいニュアンスもなく、
ジェフ・ベックに通じる正統派ロックといえます。

Tohpati Bertiga "FACES" Demajors no number (2017)
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