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クリチーバのショーロ ジュリアン・ボエミオ [ブラジル]

Julião Boêmio FEIJÃO NO DENTE.jpg

パラナのクリチーバ出身という、カヴァキーニョ奏者のソロ・アルバム。
クリチーバのショーロ・グループって、前に確か聴いたなあと棚を探したら、
あった、あった、ヴァリエダージス・コンテンポラネアス。
https://bunboni58.blog.ss-blog.jp/2012-05-27

コンテンポラリーなショーロの傑作でしたよねえ、このアルバム。
アミルトン・ジ・オランダのような
アーティスティックやプログレッシヴのヴェクトルでなく、
かといってジャコー・ド・バンドリン由来のシリアスな伝統派とも距離を置いていて、
ショーロが元来持っていたユーモアと娯楽性を持った音楽性が嬉しいグループでした。

クレジットを見たら、ジュリアン・ボエミオ、
このグループのカヴァキーニョ奏者じゃないですか。
なるほど、本作にもヴァリエダージス・コンテンポラネアスの音楽性が生かされています。

全14曲、すべてジュリアンの自作ショーロ。
1曲1曲すべて編成が違っていて、
カイピーラ・ギターにビリンバウまで登場する曲もあるなど、
ヴァラエティ豊かなアレンジが楽しめます。

参加したミュージシャンも大勢で、パンデイロ奏者だけでも、
エポカ・ジ・オウロのジョルジーニョ・ド・パンデイロにセルシーニョ・シルヴァ、
そしてマルコス・スザーノといった、そうそうたるメンバーが居並びます。
ヴァリエダージス・コンテンポラネアスのメンバーからは、
フルートとドラムスの二人が参加していますね。

おっと思ったのは、セルジオ・アルバッシが
クラロンとクラリネットの二重奏をしていたこと。
https://bunboni58.blog.ss-blog.jp/2018-08-26
そうか、セルジオ・アルバッシも、クリチーバの音楽家だったんですよね。
アルバッシが参加したその曲は、古風なマシーシで、
最近は若いショーロの音楽家が、マシーシをよく演奏するようになった気がするのは、
ぼくだけかしらん。

本作の1曲目とラストがマシーシで、
あれ、これって、トリオ・ジューリオのアルバムもそうでしたよね。
https://bunboni58.blog.ss-blog.jp/2019-01-21
偶然かも知れないけれど、古典ショーロ・ファンには嬉しい傾向だなあ。

そして、ジュリアンのカヴァキーニョ・プレイはといえば、もう名人芸クラス。
余裕シャクシャクで、さらりと高度なテクニックも聞かせながら、
テクニック先行とならない豊かな音楽性の発揮が、本作を傑作に仕上げています。

Julião Boêmio "FEIJÃO NO DENTE" Fonomidia FONOCD3154 (2016)
コメント(2) 

コメント 2

ペイ爺

>ユーモアと娯楽性を持った音楽性が嬉しい
聴き込む内に、自然と頬が緩んで来ますね。

秋の夜長、仲田晃司さんのブルゴーニュ・ワイン、
LOU DUMONT 「天地人」 と合いそーな気がして
来ました。

ああ、夜が待ち遠しいー♪
by ペイ爺 (2019-10-23 14:02) 

bunboni

アルコールを嗜む習慣がないので、よくわかりませんが、お楽しみください。
by bunboni (2019-10-23 22:39) 

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