SSブログ

ティーラシンになったキンポーパンチ [東南アジア]

Khin Poe Panchi 200126_01.jpg   Khin Poe Panchi 200126_02.jpg

年明け1月21日、キンポーパンチのフェイスブックの写真に驚愕!
なんと! ロング・ヘアをばっさりと剃髪してしまっているじゃないですか!!
えぇ~、キンポー、出家しちゃったんですか !?

ピンク色の袈裟にオレンジ色の帯を肩にかけて托鉢する写真や、
僧院で修行している様子、食事をとっている写真などが多数アップされていて、
キンポー、すごく満ち足りた表情をしています。
ずっとこの日を待ち望んでいたというふうですね。
フェイスブックの一般公開ページに載った写真を2枚だけ転載させてもらいました。

う~ん、去年キンポーパンチの新作が出た時に、
「敬虔な仏教徒のミャンマー伝統歌謡」という記事を書いたばかりですけれど、
https://bunboni58.blog.ss-blog.jp/2019-10-16
はぁ~、本当に信心深いんですねえ。

ミャンマーの上座部仏教について知識がないので、あわてて調べてみると、
出家したわけではなく、ティーラシンと呼ばれる女性修行者になったようです。
上座部仏教においては、女性は僧侶となれないため、尼僧は存在せず、
ティーラシンは女性修行者と呼ぶのが正しいようです。
出家に準じた生活を送るものの、身分的には在家者であるため、
男性の出家者に比べて俗的と考えられているとのこと。

男の子が得度式をするのと同じで、修行後はまた俗世に戻るのでしょうけれど、
ばっさり落とした髪の毛、歌手活動はどうするんでしょうか。
まさか還俗せず、そのまま仏門に入るわけじゃないよねえ。

一抹の不安をおぼえていたら、2月5日のフェイスブックに、
タイから来た8人の僧侶を迎える祝賀式典で、
おかっぱのウィッグを付けたキンポーパンチが、
1万人以上はいそうな広大な広場の最前列で、
キーボードを伴奏に歌っているヴィデオがアップされていて、ひと安心。

Khin Poe Panchi  KHAM NAR AHLU.jpg

ビックリさせられたキンポーパンチの近況でしたけれど、
実は、最新作が出ていたんです。
去年の12月16日に新作発表の記者会見がフェイスブックに載って、
8月に新作が出たばかりなのに、間をおかず新たな作品を出すとは絶好調の証し。

表紙の右上隅には、ゲストの男性歌手3人の写真が載っていて、
そのうちの一人、ウィンナインソーとは2曲でデュエットしています。
あとのタハーアウンとバンヤーハンはキンポー抜きで、それぞれ1曲歌っています。
キンポー・ファンにとっては、この2曲は無くても良かったかなあ。

今作はミャンマータンズィンあり、サイン・ワイン楽団伴奏の伝統歌謡ありと
ヴァラエティに富んだ内容となっています。
ウィンナインソーとデュエットするタイトル曲の1曲目は、
終盤で歌謡ロック調のバンド演奏から、
サイン・ワイン楽団にスイッチする形式のミャンマータンズィン。

一方、前作では登場しなかったサイン・ワイン楽団の伴奏が聞けるのも、
今回の聴きどころ。シンセを加えて、さらに華やかにしたサイン・ワインのサウンドが、
ベースとドラムスが加わるポップス調サウンドと、いい対比となっています。

Khin Poe Panchi "KHAM NAR TAE AHLU" Man Thiri no number (2020)
コメント(0) 

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。