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ニュー・オーリンズ・ファンク・パワーハウス ダンプスタファンク [北アメリカ]

Dumpstaphunk  WHERE WE GO FROM HERE.jpg

いぇ~い! 来た来たぁ、ダンプスタファンクの新作!!
ゴールデン・ウィークに間に合って、ステイ・ホーム期間をゴギゲンに過ごせますよ~。
なんつったって、ニュー・オーリンズ・ファンク最高のバンドですからね。
12年に来日して、渋谷のクラブクアトロの密なステージで踊りまくったことが、
昨日のことのように思い出されますよ。
https://bunboni58.blog.ss-blog.jp/2012-08-03
https://bunboni58.blog.ss-blog.jp/2011-06-24

それにしても、前作が13年ですからねえ。
ずいぶん長いインターヴァルだったよなあ。
https://bunboni58.blog.ss-blog.jp/2013-08-14
ドラマーがニッキー・グラスピーからデヴン・トラスクレアに交替して、
トランペットとトロンボーンの2管が加わって7人編成になったダンプスタファンク、
ますます強力になりました。

オープニングが、なんとバディ・マイルスの‘United Nations Stomp’。
豪快なロック・テイストのファンクになっていて、
ゲストのマーカス・キングのギターが大暴れ。
ノッケから血流が上がって、コーフンしまくっちゃいました(嬉)。
これですよ、これ。打ち込みなんぞ用はないぜって。
肉弾飛び散る人力ファンクは、まさしくパワーハウス。

2管がレギュラーになったことで、バンド・サウンドはパワー・アップ。
さらに曲によりサックス、トランペット、トロンボーンのゲストも迎え、
厚みのあるサウンドを生み出しています。
ほかにもゲストが大勢いて、アルヴィン・フォード・ジュニアが
半数の曲でドラムスを叩いている(準レギュラー?)ほか、
ヴェテランのワディ・ワクテル(!)がアディショナル・ギターとして参加しています。
平野琢也もパーカッションで参加していますよ。

スライ・ストーンの‘In Time’ のカヴァーも、聴きどころのひとつ。
リズム・ボックスとぺなぺなギターにトボけたサックスという、
スライ流のクールなファンクが、
剛腕で筋骨隆々の肉体美を誇るファンクに様変わりしています。
この正攻法なファンクぶりに、
トランプ政権末期のアメリカにカウンターとして迎え撃とうとする、
彼らの姿勢を感じ取りました。

それがより明確となっているのは、
ラッパーのチャーリー・ツナとトロンボーン・ショーティをゲストに迎えた、
ラスト・トラックの‘Justice’。
彼らは、いまは斜に構えている時代ではないと、
正義を真正面に見据える勇気を、人々に奮え立たせています。

Dumpstaphunk "WHERE WE GO FROM HERE" The Funk Garage TFG76302 (2021)
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