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絶好調のキゾンバ アンナ・ジョイス [南部アフリカ]

Anna Joyce  ANNA.jpg

もう1枚手に入れたのが、アンナ・ジョイス。
この人は典型的なキゾンバ・シンガーですね。
センバはまったくやっていません。
非キゾンバのバラードも歌っていて、ポップ寄りのシンガーといえそう。

アダルトなセクシーさと、キュートさをあわせ持ったシンガーで、
フェイクでしゃくリ上げるように、せつなく歌うところなんて、
アリーの魅力とも共通していて、もうマイっちゃうなあ。
この声と歌いぶりで、ご飯3杯いけちゃうでしょう。

87年ルアンダ生まれというから、アリーと年もひとつ違いで、
現地では良きライヴァルといったところなのかも。
https://bunboni58.blog.ss-blog.jp/2021-07-23
16年にデビュー作を出していて、本作が2作目です。

詞・曲もアンナ自身が書いていて、
全12曲中10曲は共作を含み、アンナが関わっています。
他人の曲の2曲のうち1曲が、アリーを育てたプロデューサーのヘヴィー・C作。
この曲が、アルバムゆいいつの非キゾンバのバラードというのが面白い。

アリーのセカンドで見せたヴァラエティは、アンナのアルバムにはなく、
むしろキゾンバで通したアルバムの統一感がすがすがしいといえます。
曲ごとにプロデューサーが違っているのに、この統一感は大したもんですよ。
どの曲もラグジュアリーなサウンドで、ハイ・クオリティだしね。
アンゴラのキゾンバ、あいかわらずの絶好調であります。

Anna Joyce "ANNA" LS & Republicano no number (2021)
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