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バジェナートで謹賀新年 カルロス・ビベス [南アメリカ]

Carlos Vives.JPG

あけましておめでとうございます。
みなさんは新年をどんな音楽で迎えられましたか。

なんかこう、パァーッと心あらたに気分一新できる音楽で、
新年を迎えたいなあと思っていたところ、
暮れにとびっきりフレッシュなCDと出会えました。
コロンビアのポップ・スター、カルロス・ビベスの新作です。

93年、カルロス・ビベスがバジェナートをロック感覚でリフレッシュさせた
“CLASICOS DE LA PROVINCIA”を大ヒットさせたことは、ご記憶のある方も多いはず。
それまで田舎者の音楽と蔑みの目で見られていたバジェナートを、
国民的人気のスター歌手が取り上げ、ヒットさせたのだから、オドロキでした。

その傑作“CLASICOS DE LA PROVINCIA”の続編が、
なんと17年の時を経てリリースされました。
今回もカルロス・ウエルタス、ルイス・エンリケ・マルティネス、アレホ・ドゥランはじめとする
バジェナートの古典的なレパートリーを並べ、伝統の味わいを損なうことなく、
最高のアレンジによって、現代バジェナートとして蘇らせています。

バジェナートを知らない人も、一聴でトリコにしてしまうビベスのエンタテイナー性と、
ソノルクス、フエンテス、コディスコスといった名門レーベルのバジェナートを聴く本格ファンも、
思わずうなるレパートリーとサウンドに、頬はゆるみっぱなし。

アコーディオンの響きを中心に据え、アグレッシヴなエレキ・ギターを効果的に絡ませつつ、
古典バジェナートをロック感覚のバジェナートに変貌させる手腕が鮮やかです。
これまでビベスのアルバムはエミリオ・エステファンのプロデュースが続いていましたが、
今作はビベス自身によるプロデュース。
前回はアメリカ盤が先に出回ってしまったので、コロンビア盤を入手するのに苦労しましたが、
今回はコロンビア盤で流通しているようです。

胸がスカッとする痛快なサウンドに、今年も新鮮な音楽を楽しめそうな予感大です。

Carlos Vives "CLASICOS DE LA PROVINCIA Ⅱ" Gaira Producciones 7707334654376 (2009)
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