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エチオピアン・ビューティー ハリマ・アブドゥラマン [東アフリカ]

Halima Abdurahman  SEMAY  ARDI Entertainment.jpg   Halima Abdurahiman  SEMAY  Nahom.jpg

う~ん、典型的なアムハラ美人ですね。
ハリマ・アブドゥラマン、エチオピアの若手女性歌手です。
主役の名前とアルバム・タイトル、曲目だけはアルファベット表記があるものの、
それ以外はびっしりアムハラ文字で埋め尽くされていて、クレジットが読みとれましぇ~ん。
聴いてみれば、アバガス・キブレワーク・シオタのプロダクションとイッパツでわかる、
打ち込みベースのエチオピアン・コンテンポラリー・サウンド。

スタジオの調整卓の前に立つ3人の男性の写真がジャケットに小さく載っていて、
左に立っているのがアバガス・キブレワーク・シオタだとわかります。
髪と髭に白いものが混じっていて、シオタも年を取りましたねえ。

90年代にゼロ年代と、エチオピアン・ポップス一時代のサウンドを築いたシオタのサウンドは、
ホーン・セクションを使えない低予算のハンデの中から生み出されたもの。
打ち込み中心とはいえ、カラフルなアレンジで、数多くの名作を作り出してきました。
今作でも、レトロな感触のあるオルガンの響きを取り入れるなど、
曲ごとに鍵盤の音色を巧みに使い分けた、丁寧なサウンド作りが楽しめます。

主役のハリマはのびのびと若々しい歌声を響かせ、
アムハラ独特のメロディを、巧みなこぶし使いで歌っています。
アディス・アベバ出身だそうで、デビュー作“KALEHBET” を12年にリリース、
本作が2作目なのかもしれません。

伝統色はあまりないんですけれども、クラールをカクシ味に使った“Tizita” では、
曲名のとおりアムハラ叙情に溢れた情歌を聞かせてくれます。、
シオタ・マジックともいえる引き出しの多いプロダクションにのせて、
全15曲計78分マイナス1秒という長さも、飽きずに楽しませてくれますよ。

Halima Abdurahman "SEMAY" ARDI Entertainment no number (2015) [Ethiopia]
Halima Abdurahiman "SEMAY" Nahom no number (2015) [US]
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