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グルーヴ・マスター・オヴ・ラテン・ソウル ジョー・バターン [北アメリカ]

Subway Joe.JPG

あぁ♡ カラダが、カラダが悦んでる…。
足が自然とステップを踏んで、気持ちよく踊らせてくれた至福の一夜でした。
残り火のようなカラダの火照りが、し・あ・わ・せ♡
なんかオネエ言葉で、変なことになってますが、見逃してやってください。
それほど幸福な100分だったんです。

まさかジョー・バターンを日本で観れる日がこようとは。
夢みたいな気分で会場に駆けつけた大勢のお客さんが、フロアを埋めつくしていました。
ジョーを観れるだけで十分。歌ってくれるだけで十分。白状してしまうとそんな思いの方が強く、
正直、こんなにすばらしいステージングをしてくれるとは、期待していませんでした。

ところが、どーです、この見事なグルーヴ・マスターぶりは。
真っ赤なスーツと真っ赤なハンチング姿で登場すると、
ライヴ開始早々、あっという間に観客のハートをわしづかみにしてしまいましたからね。
苦労を重ねてきたことが偲ばれるがらがら声も、歳に見合った枯れ方をしていたし、
ムダな贅肉のついていない体つきや腕っぷしの太さが、
バリオで生き抜いてきたタフな人生を物語っているようでした。

そしてバンドがまた、ほんっと!最高でした。
ジョーのハウス・バンドを連れてくるより、格段に良かったんじゃないでしょうか。
いや、じっさいのところはどうだか知りませんよ。
だけど、ウィリー・ナガサキをはじめとする日本人ミュージシャンの優秀さは抜きん出ていて、
本場ものをぜったい凌いでいたと思います。
メンバーと目で合図しあうジョーも、本当に嬉しそうだったもんねー。

そしてさらに、集まったお客さんも良かったじゃないですか。
六本木あたりのサルサ・クラブに通うお姉さまたちでいっぱいかと思ったら、
ローライダー系・ちょっとコワモテ兄貴風な皆様も大挙集結で、気分も大盛り上がり。
ジョーのライヴなんだから、こーじゃなくっちゃ。
オシャレなオネーちゃんばっかりじゃ、シラけちまいますよ。

ジョーとバンドとお客さんの三拍子が揃い、フロアが温かなクラーベで揺れて、
アンコールの“Gypsy Woman”まで、ここちよい汗をかくことができました。
ライヴに向かう前までは、スタンディングかー、
もう歳だしツライなあ、なんて言ってたのに、現金なものです。
「また来週から、お仕事がんばろっ♪」と、気分はすっかりごきげんさん。
サンキュー、ジョー!

Joe Bataan "SUBWAY JOE" Fania SLP345 (1969)
コメント(4) 

コメント 4

mojablack

どうも!当夜ご一緒させていただいた町内会の者(笑)です。ほんと、素晴らしかったですね。思ったんですが、「Subway Joe」でトロンボーンがスラーするのって、地下鉄の轟音を模しているような・・・?かっこよすぎ。bunboniさんがあそこまで踊り狂うお姿も初めて見ました(笑)。
by mojablack (2010-06-08 11:17) 

bunboni

お恥ずかしい限りです、町内会長(笑)。じっとしておれないタチなもので。
おかげで、ふくらはぎの筋肉痛がまだ取れません^^;
“Subway Joe” のトロンボーンのソリ、地下鉄の警笛ですよね!
あ、それから町内会長に撮っていただいたジョーとのツー・ショット、
すごくいい感じで撮れていて、最高の家宝になりました。ありがとうございます!
by bunboni (2010-06-08 20:17) 

サユール

いやぁ~、・・・うらやましい限りとしか言えませんよ!

しかもサインまで頂いてきたとは・・・。なんでもステージ終了後、そのまま握手&サイン会でぶっ通し閉館までやっていたそうじゃないですか。
ショーマンだったんですね、ジョー・バターンは。
by サユール (2010-06-08 23:29) 

bunboni

あの懐の深さは、浮き沈みも激しい人生だったからこそなんでしょうね。
去年のリオン・ウェアといい、お客さんをとことん大切にするイイ親父でしたよ。
by bunboni (2010-06-09 00:02) 

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