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フィーリンの真実 フランク・ドミンゲス [カリブ海]

Frank Dominguez  CANTA SUS CANCIONES.JPG

ホセー・アントニオ・メンデスの最高傑作にしてフィーリンの歴史的名盤が、
ついに日本盤リリースですっ!
おわかりですか? メキシコRCAから出た、あのセカンド作ですよ。
http://bunboni58.blog.so-net.ne.jp/2011-03-20
例のオリジナル盤を発見して以来、原田尊志さんから
エル・スール・レコード第4弾として出したいという相談を受けていて、
おお、それはぜひ!とお返事していたのですが、
年明けからトントン拍子で話が進み、2月19日リリースという運びになりました。
(渋谷エル・スールでは2月10日先行発売。原田さん渾身の選曲による特典CD-R付き!)

ラテン的ダンディズムの極致ともいえるこのアルバム、
『フィーリンの真実』とはまさに付けもつけたりのタイトルで、うん、ナットクですね。
メソメソしたい(?)中高年男性の深酒のお供(??)に、
これ以上のCDはないというマスト・アイテム(???)です。
あ、いや、ダンディーなおじさま好きの女子にもぜったいの逸品ですよ。

先週末、CD制作用に貸していたオリジナル盤を引き取りにエル・スールへ行くと、
原田さんからさりげなく手渡されたのが、なんとフランク・ドミンゲスのCD。
えーっ、フランク・ドミンゲスのCDなんて、あったんだぁと声をあげると、
「見つけたんですよ。片っ端から在庫を買い集めてきました」とのこと。
さすが、原田さん。こりゃ、ホセーのアルバム発売の前祝いになりますね。

フランク・ドミンゲスといえば、名前こそ有名なものの、
フィーリンのコンピレなどで数曲聴いたことくらいしかなかったので、
アルバム1枚まるまる聴くのは、これが初体験。
ジャケットには海賊盤レーベルのAROのレーベル・ロゴが付いていますが、
調べてみたら、原盤は58年のルンバ盤RLP55507ですね。

大勢の歌手にカヴァーされたフランクの代表曲
“Tú Me Acostumbraste” から始まるこのアルバム、内容は極上です。
冒頭2曲と7・8曲目がフランクが弾くピアノに、ヴィブラフォン、ベース、ドラムスのコンボ演奏で、
ほかの8曲はフランクのピアノ弾き語り。
ホセーがギターなら、フランクはピアノ弾き語りと違いはありますけれど、
ボレーロを煎じ詰めて最高度に洗練された歌謡フィーリンの魅力を
徹頭徹尾味わえるアルバムです。

こんなレコードがさりげなくバーでかかったら、いやぁ、たまんないだろうなあ。
終電逃すのも必至な男泣きの一枚、ホセーの『フィーリンの真実』とともに必聴の一枚です。

Frank Dominguez "CANTA SUS CANCIONES" ARO ARO125 (1958)
コメント(2) 

コメント 2

ケンジキエン

いやー、ついにですか!嬉しい!
我慢できずにCDR買っちゃったじゃないですか?いいの、いいのでもそんなこと。フランク・ドミンゲスのレコードも存在は知っていたけど、これもかわなくちゃ。春はもうすぐですね。
by ケンジキエン (2012-02-08 21:13) 

bunboni

「秘蔵」なんてワタクシの趣味じゃないんで、
楽しみはみなさんと一緒に分かち合いましょう!つーことで。

春はすぐそこに!祝!祝!祝!エル・スール・レコード!!!
http://www.elsurrecords.com/contents/staff/elsur004.html
by bunboni (2012-02-08 21:33) 

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