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ロマンティックな小唄 シルヴィオ・カルダス [ブラジル]

Silvio Caldas_LPP17.JPG
[10インチ] Silvio Caldas "Canta" Continental LPP17 (1950)

セレスタって何?と質問されちゃいました。
すみません。説明が足りませんでした。バイリ・ファンキの世ではもう死語でしょうね。

セレスタとは、ブラジルのセレナーデのこと。
恋人の窓辺でギターを弾きながら歌う、愛の唄ですよ。
「小夜曲」なんて書くと、さらにムードが出ますね。
あー、でもこんな美しい慣習もいまや昔話。

で。セレスタを得意とした1908年生まれのシルヴィオ・カルダスは、
フランシスコ・アルヴィスやオルランド・シルヴァらとともにサンバ黄金時代を支えた名歌手です。
シルヴィオの50年のコンチネンタル盤のジャケが、そんなセレステイロの雰囲気をよく伝えています。

Silvio Caldas_0006.JPG Sílvio Caldas_Quando Canta O Seresteiro.JPG Sylvio Caldas.JPG

この当時のシルヴィオの10インチではもう1枚、52年のラジオ盤がぼくの手元にあります。
51・52年リオのラジオ局トゥッピーの録音を収録したCDには、
シルヴィオの初のヒット曲、アリ・バローゾの「ファセイラ」をはじめ、
オレステス・バルボーサとの共作「ショーン・ジ・エストレーラス」など代表曲20曲がずらり。
でもやっぱり、若い頃の30年代サンバ黄金時代の録音をたっぷり収めた
レヴィヴェンド盤が一番かなー、とかなんとか言いながら、
レコードやCDをあれこれ聴いては楽しんだのでした。
古いヤツとお笑いくだされ。

[10インチ] Silvio Caldas "Saudades" Radio 0006 (1952)
[CD] Silvio Caldas "QUANDO CANTA O SERESTEIRO" Collector’s CCD001
[CD] Sylvio Caldas "SYLVIO CALDAS" Revivendo CD013
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