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いとしのサラ サラ・タヴァレス [南ヨーロッパ]

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サラ・タヴァレス嬢の新作が届きました。

05年の“BALANCÊ”にゾッコンとなり、
それ以来、サラはぼくのアイドルとなっています。
ひばりのようなキュートな歌声に宿るコケティッシュな表情が、
めちゃくちゃチャーミングなんですよぉ。
ひそやかなメロディと、しなやかにスウィングする横揺れのリズム感が、
羽根布団のような心地よさ。
今作もセンスのいい小品といった感じの佳曲が並んでいて、すごく嬉しくなりました。

サラはカーボ・ヴェルデ移民二世のリスボンっ子。いわゆるアフロピアンですね。
オーガニック感覚のニュー・ソウルや
ブラジルのMPBに影響を受けた音楽性をベースとしていて、
カーボ・ヴェルデ音楽からの直接の影響はほとんど感じさせませんが、
センチメントなメロディには、
カーボ・ヴェルデ人の望郷の念ソダーデが流れているともいえそうです。

3年前に急遽来日が決まり、六本木のスイートベイジルで行われた
渡辺貞夫の「A NIGHT with SADAO」コンサートに、
ゲスト・ヴォーカルとして出演していたんですよ。
ほとんど告知もされなかったので、聞き逃した方が多かったんじゃないでしょうか。

ぼくもサラが来日しているという情報をつかんだのは、
すでに2日目のステージが終わったあとの3日目になってからのこと。
びっくりしてナベサダの事務所に電話をすると、

サラ単独のコンサートやイヴェントはないとの返事。
なんて、もったいない!と地団駄を踏んだものの、
もっと困った事にスイートベイジルの日程は、
ちょうど渋谷Bunkamuraでやっていたフェスティバル・コンダ・ロータ2006
「ラマダンの夜」のコンサートと、完全にバッティングしていたのでした。
ど、どーしましょ!?
しかたなく、ぼくは10月2日にパキスタンの
ファイズ・アリー・ファイズのカッワーリーを聴いたあと、
後半のカイハン・カルホールをパスしてタクシーに飛び乗り、
六本木へかけつけてサラを見たのでした。

せっかく来日したのに、
ゲストとしての数曲しか聞けなかったのはなんとも残念でしたが、
“BALANCÊ”がヘビー・ローテーションだった絶好の時期にご本人を見れて、
すごく嬉しかったです。

今度はメイン・アクトでの来日、待ってます。

Sara Tavares "XINTI" World Connection 43082 (2009)
Sara Tavares "BALANCÊ" World Connection 43058 (2005)
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