エチオピアン・ポップス事始め　マハムード・アハメッド：after you：SSブログ

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エチオピアン・ポップス事始め　マハムード・アハメッド　[東アフリカ] [編集]

エチオピア音楽、きてますねえ。
先月四谷のいーぐるで、「エチオピアン・グルーヴ！世界へ拡散するエチオピア音楽」と題した
エチオピア音楽のレコード・コンサートにも大勢のお客さまが来られたし、
その後少し選曲を変えて放送した
インターＦＭの番組「ザ・セレクター」もかなり反響を呼んだようで、
あさって30日の23時から、アンコール再放送となりました。
http://www.interfm.co.jp/selector/blog/?p=339

「ザ・セレクター」は選曲者にとってもエキサイティングな番組で、
番組サイトにリスナーの感想がツイートで流れてくるのはすごく新鮮で、面白かったなあ。

「いっかーん！凄い面白い。性急なグルーヴにジェットコースターみたいに急上昇、
急降下するボーカル、独特のこぶし。はまりそう。」（Yoshinori20001さん）
「かなりカオス(笑)　なんじゃこりゃの連続。」（としろぅさん）
「エチオ・ジャズって初めて聴いた！どストライクですおお！」（tokyo alleycatさん）
「ポリリズムとコブシの嵐！濃厚な酸っぱさ（;￣O￣）」（matsusanさん）
「エチオピアンってかっけー。」（hariganeさん）
「“ハチロクのリズムにのった演歌”　これぞエチオピアン・グルーヴ！」（narricciさん）
「エチオピアってこんなんなの？かっこいいーわー。」（shalomさん）
「かかった曲全てに圧倒されたラジオ番組って久し振りな気がする。」（高松3170さん）
「エチオピアン・グルーヴ、楽しい一時間だった。」（masaさん）
「サックスがヤバかった。」（izumi takayukiさん）
「面白かった！もっと聞いていたかったです。」（ontheroad65UKさん）
「エチオピアン・グルーヴ聴いてよかった。興奮した。最近のラジオいいね。
プレイリストはあるし解説もあるしつぶやくこともできるし。」（イチローバースさん）

こんな嬉しい反応がぞくぞく寄せられて、選曲者冥利に尽きるというものですけれど、
それもこれもすべては、強烈な個性のエチオピア音楽が成せる業。
ぼくが初めてエチオピアン・ポップスにふれたのは、世界の多くの音楽ファン同様、
ベルギーのクラムド・ディスクが86年にリリースした、
マハムード・アハメッドの75年作“ERE MELA MELA” でした。

「エチオピアにこんな強烈なポップスがあるのか！」という、
まさに「ザ・セレクター」のリスナーと同じオドロキがあったわけなんですけど、
あのアルバムが単発的に出ただけで、あとに続くアルバムがなかったのは残念でした。
当時現地のエチオピアン・ポップスはカセットしか生産されていなかったので、
欧米のレコード会社がライセンス契約してＣＤリリースしない限り、
聴くことはかなわないという時代が長く続いたのです。

結局、フランシス・ファルセトさんが97年に「エチオピーク」シリーズをスタートさせるまで、
エチオピアン・ポップスは眠る財宝状態でした。
その後の「エチオピーク」の地道な復刻の努力により、15年かけてファン層が広がり、
今のブームに至ったというわけです。

元はと言えば、クラムド・ディスクから
“ERE MELA MELA” をリリースしたのも、フランシスさんの仕事。
あのアルバムがすべての始まりであり、「エチオピアン・ポップス事始め」だったのでした。

Mahmoud Ahmed "ERE MELA MELA" Crammed Discs CRAMCD047 (1975)

2013-05-28 00:00 コメント(4)

また再放送で聞けるのがとても楽しみです。

あの番組であんなにたくさんツイートが流れたのは、荻原さんの時が初めてでしたよ。
健太郎さんとか岡村さんとか、セレクター自身が曲のコメントをツイートで流す人が多く、
リスナーの感想がぜんぜん入らず、本人だけがツイートしてるってのもw

荻原さんはプログラム・ブログにとても丁寧な解説をのせていて、みんなそれにも絶賛していましたよね。私も保存しちゃいました。
by sugi (2013-05-28 06:25)