バイーアのマランドラージェン リアショーン [ブラジル]
かっけえぇーーーーーー!
バイーアの古老サンビスタ、リアショーン、なんと御年92歳!
その年齢をまったく感じさせない元気な歌声、ウイットのある歌いぶりは、驚愕もの。
マランドロ気質がびんびん伝わってくる歌が、もうサイコー。
最初うっかり「古老」なんて書いちゃいましたけど、たいへん失礼しました。
この現役感バリバリの歌いぶりに、そんな言葉使いは全く似合いません。
00年の“HUMANENOCHUM” 以来13年ぶりの新作ですからねえ。
正直予想もしませんでしたけど、これほどかくしゃくとした歌声を聞けるとは思いもしませんでした。
声を張り上げ、枯れた味わいなんぞ、蹴散らしたれってな気風の良さが爽快そのもの。
う~ん、見習いたいものですねえ。
バイーアのちょい悪オヤジが歌う、のんしゃらんとしたサンバも最高なら、
大勢の男女とともにコール・アンド・レスポンスするアフロ・サンバもいいですねえ。
またこのCD、グラフィック・アートがすんばらしいんです。
児童画ぽく書いたジャケットもほのぼのとしますが、
中のライナーのリアショーンの写真とイラストも実に温かみがあって、
制作者の愛情ぶりが伝わってきます。ぜひ手に取って見てください。
ああ、せっかくだから、81年の“SONHO DO MALANDRO” もCD化してくれないかなあ。
ソフト帽にちょび髭のリアショーンを大写しにしたジャケットが最高なんですよねえ。
ジスコベルタスさん、ぜひよろしくです!
Riachão "MUNDÃO DE OURO" Comando S KYRIOS2249-13 (2013)
2014-01-05 00:00
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