SSブログ

ブラジリアン・ソウル・マンのご帰還 カルロス・ダフェー [ブラジル]

Carlos Dafe.jpg

カルロス・ダフェー !?
おや、まあ、なんて懐かしい。
どこでどうしてたのやら。20年近くお見限りでしたよねえ。
70年代のブラジリアン・ソウル流行の一躍を担ったシンガーで、
チン・マイア、ジェルソン・キング・コンボ、カッシアーノ、イルドンなどと肩を並べた人ですよ。

突然の新作には驚いてCDを手に取ると、
そこには苦節を思わす渋みを湛えたお姿のダフェーが写っています。
シックな色合いのジャケットに年輪をうかがわせつつ、昔と変わらぬダフェーのロゴが嬉しい。
う~ん、こりゃ良さそうと思いながら、聴いてみると、予想的中。
声が若々しく、70年代末のWEA時代と全然変わってないじゃないですか。
むしろ円熟味を増した分、昔より聞かせるサムシングが加わった感がありますよ。

ジャケットこそ、70年代のファンキー・ソウルなあんちゃんファッションから、
すっかり落ち着いたアダルトなオヤジへと変身していましたが、
音楽の方は、やんちゃな気分を存分に残した往年のソウル・サウンドが溢れまくり。
それもそのはず、ソロ・アルバムはずっとお見限りでしたけど、
ショウを中心にずっと活躍し続けていたとのこと。
なるほど現役感があるわけですね。

10作目という本作、9作目がいつのことだったのか不明で、
何年ぶりなのかもよくわかりませんが、シダーヂ・ネグラ、トニ・ガヒード、ゼカ・バレイロなどの
後輩たちもゲストに迎え、カルロスはハツラツと歌っています。
ブルース・ハープのイントロに続いて、ピヨピヨとシンセが鳴って、
カルロスが歌い出す“Bem Querer” なんて、もうサイコー。
バンピーなリズム、フックの利いたメロディ、メロウ&リラクシンなサウンド、文句なしの1枚です。

Carlos Dafé "BEM-VINDO AO BAILE" Atração ATR41087 (2014)
コメント(0) 

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。