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テイルズ・フロム・マイ・ホームタウン・ニュー・オーリンズ アンブレ [北アメリカ]

Ambré  3000°.jpg

いいジャケットですねえ。
アンブレの故郷であるニュー・オーリンズと、
みずからの属するコミュニティへの愛が、こちらにしっかりと伝わってきますよ。

H.E.R.やケラーニなどにヒット曲を提供してきた
シンガー・ソングライター、アンブレの2作目となるEP。
ロス・アンジェルスを拠点に活動をして、
R&Bシーンで頭角を現してきたアンブレですけれど、
ニュー・オーリンズ出身のルーツを大切にしながら、
パーソナルなソングライティングに反映させてきたといいます。

その言葉どおり、ニュー・オーリンズのジャズ・クラブの
アトモスフィアに富んだオープニングのイントロから、引き込まれました。
マセーゴのサックスをフィーチャーしたサウンドは、クワイエット・ストームのよう。
https://bunboni58.blog.ss-blog.jp/2019-05-05
う~ん、トロけるなあ。

傷つきやすそうな繊細さもあれば、自立した女性の逞しさも感じさせるソフトな歌い口。
そのソングライティングは、ドラマティックとは対照的な抑制の利いたもので、
情景に託して感情の機微を伝えることが巧みな人のようです。
なるほど H.E.R. の ‘U’ ‘Changes’ を書いた人だと、独り言ちしました。
https://bunboni58.blog.ss-blog.jp/2019-03-06

フックの利いたメロディに、熟達したソングライティングの才を感じながら、
スロウ・ジャムでのムーディな歌声に酔いしれます。
全8曲18分40秒という短さにもかかわらず、充足した聴後感を得られるアルバムですね。

Ambré "3000°" Roc Nation ROC00565-02 (2022)
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