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リアル・ソウル・アライヴ! ウィリー・クレイトン [北アメリカ]

Willie Clayton.JPG

久しぶりに胸が熱くなるソウル・アルバムと出会えましたよ。
こんなコクの深いソウルを聴けたのは、何年ぶりでしょうか。

60年代後半にデビューしたウィリー・クレイトンは、
すでに40年強のキャリアを誇るヴェテラン・シンガーですけれど、
このアルバムはウィリーの最高傑作になったんじゃないんですかね。
この人のアルバムをちゃんとフォローしてきたわけじゃないので、エラそーなことはいえませんけど、
これまで聴いたことのあるウィリーのアルバムとは格が違うとゆーか、
まだまだリアル・ソウルは生きている!とオヤジのココロが高鳴りました。

先鋭的に拡散していくイマドキのR&Bとは一線を画した、オールド・スクール・ソウルの真骨頂。
オマー・カニングハムの04年作で1曲客演した歌いっぷりが忘れられなかったんですけど、
ついにやってくれたという思いでいっぱいです。

インディの枠を超えたコンテンポラリーな仕上がりとなっていて、
これほどハイ・クオリティな作品をメジャーが放っておくってのも、理解できませんねー。

元ブラック・ストリートのデイヴ・ホリスターが参加した
“We Both Grown”の熱い歌いっぷりなんて、胸をかきむしりたくなるほど。
70年代のハイ・サウンドを現代的に解釈した“I Need To Know”も泣ける、泣ける。
ラストのボーナス・トラックだけがチタリン・サーキット向きの仕上がりとなっていて、
この1曲が置かれたことで、本編のメジャー志向のプロダクションがひときわ輝いて聞こえます。

Willie Clayton "LOVE, ROMANCE & RESPECT" Endzone 20826 (2009)
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