ルンバ・ロックで謹賀新年 ストゥーカス

あけましておめでとうございます。

新年は明るく、楽しく、元気よく、迎えたいもの。
今年は何がいいかなぁと、あれこれ迷いましたが
2011年の聴き初めはストゥーカスにしました。

ストゥーカスといえば、ルンバ・コンゴレーズ世代の予定調和をうち破った
ルンバ・ロックのなかでも、とりわけ型破りな激しさで知られるバンド。
サイレンが飛び出すわ、リヴァーブを深くかけたヴォーカルが暴れ回るわで、
その奇想天外さに耳を奪われがちになりますが、
彼らが歌うメロディーの美しさや、コーラス・ハーモニーの華やかさは、
他のルンバ・ロック世代にない個性でした。

そんなストゥーカスの名曲満載なのが本作。
サイレンが飛び出す奇想天外な曲こそありませんけど、
意表をつく展開をみせるサウンドのアイディアの豊かさに、
溢れんばかりの若い才能がきらきらと輝いている、爽快な傑作です。

このＣＤの最大の聴きどころは、ラストに収められた“Gida”。
彼らが何度も取り上げている名曲ですけど、
ここで聴けるのは、ルンバ第一世代の大ヴェテラン、
カミーユ・フェルジのアコーディオンをフィーチャーしたヴァージョン。
これを至福といわず、なんといいましょう。

今年一年も、いい音楽とたくさん出会えますように。

Orchestres Stukas De Lita Bembo "LES PLUS GRANDS SUCCÈS VOLUME 2" Ngoyarto NG044

コメント 4

Stukasが新年祝いの音楽とは御同慶の至りです。楽しい一年が約束されたも同然です。私がちょうどZaikoやLanga Langa Starsを聞き始めた頃、友人からStukasのスタジオライブのビデオを借りて観たのがLita Bemboとの出会いで、Osaka Dynastyの迫力に、しばらくあんぐり口を開けたまま観ていた記憶があります。個人的にはStukasの諸作も大好きですが、Papa Wemba, Lita, Bozi & Esperantのオールスター盤が一番のお気に入りです。
by PriPri (2011-01-06 00:38) 

“Osaka Dynasty”、なつかしいですね！
オールスター盤『星間戦争』も最上級の名盤です。
元旦のルンバ聴き初めの御利益か、嬉しいお年玉をゲットしたので、
今度その話を書きますね。
by bunboni (2011-01-06 22:04) 

あけましておめでとうございます。本年も色々と学ばせていただきたいと思っておりますので、よろしくお願い致します。ブログをリニューアルしましたので、良ければ覗いてやってください。http://omeganekunn.blog87.fc2.com/
by アルバイテン (2011-01-07 14:05) 

去年は拙著を取り上げていただき、恐縮でした。
『幻のアフリカ』の現代版と持ち上げられては、
とても恥ずかしくコメントできませんでした＾＾;
今年も一日おきにのんびり書き続けますので、よろしくです。
by bunboni (2011-01-07 23:09)