SSブログ

在日外国人ショップめぐり その6 【中国編 知音社中国書店】 [レコード屋・CDショップ]

臧天朔  我這十年.JPG   崔健  中国揺滾演唱会.JPG

LP時代は、中国ものといえば發三電機商会の独壇場でしたけれど、
CD時代になってからは、池袋に数あった華僑系のお店へ行くのがメインになりました。
お店は北口に集中していて、華文書店、中文書店、知音社中国書店と回るのが、
お決まりのルートだったかな。途中、白光という食材を扱っているお店に寄って、
ランブータンの缶詰をよく買ったりしたっけ。

發三電機商会のようなレコード専門店ではないので、
どこのお店も雑貨のついでにCDを置いているだけなんですが、
中国系のお店はどこもお客さんが多く、いつ行っても活気がありましたね。
中国人って声が大きくて、客どおしでも喋り声がギャーギャーやかましく、
ケンカでもしてんのかという威勢のよさ。
インド/パキスタン系のお店で、招かれざる客扱いの冷ややかな気分を味わったあとに
中国系のお店へ行くと、その賑やかさはかえって耳が痛いほど。

知音社中国書店の入った細長い雑居ビルは、入口が狭くてわかりづらく、
何度行っても入口に気付かずに通り過ぎてしまい、あれ?どこだっけと、迷ったものでした。
あわてて道を戻って入口を探し当てると、
狭く急な階段をフーフー言いながら昇らなければなりませんでした。
なんせちっちゃなビルだから、エレベーターなんてものはなかったんです。

2階がサラ金の事務所で、3階より上が知音社。
3階は食材を置いていたので、階段はすごい匂いが充満。
夏に行くと頭がクラクラしたものです。
息も絶え絶え5階まで昇ると、そこが中国書店でした。
在庫はヴィデオが中心で、CDは床の段ボール箱の中に放り込んであるような状態。
数もそう大してあったわけじゃないんですけれど、ここのお兄ちゃんがロック好きで、
ほかのお店では見られないような、大陸もののロックが揃っていたんですね。

崔健が好きならと、崔健の盟友である臧天朔の『我這十年』を聞かせてくれ、
ジョー・コッカーばりの臧天朔のヴォーカルに、イッパツでシビれたもんです。
このアルバムでは、崔健が1曲トランペットも吹いていますね。
崔健が92年の年末に北京展覧館劇場で行った、緊迫のコンサート・ライヴを収めた
名盤DVD『中国揺滾演唱会』を買ったのも、ここ中国書店でした。

臧天朔 「我這十年」 上海音像 ISRC CN-E02-95-305-00/A-J6 (1995)
[DVD] 崔健 「中国揺滾演唱会」 新時代 ISRC CN-F21-00-374-00/V.J6
コメント(0) 

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。