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在日外国人ショップめぐり その7 【ミャンマー編 ウィン・プイン・カイ(WPK)】 [レコード屋・CDショップ]

May Yuat War  MAHURA NYA.JPG   Tin Tin Mya, Mar Mar Aye, Cho Pyone  RADIO MHAR TAN.JPG

池袋の在日外国人ショップを、インド/パキスタン系、中国系と回ってきて、
最後に向かうのが、ミャンマー人のお店、ウィン・プイン・カイ(WPK)でした。
中文書店のちょうど裏側にあたる、JR線路沿いのビルの8階にありました。

この店を締めにしていたのは、アット・ホームな雰囲気があって、
あちこちの店を回って疲れたあとに気の休まる、居心地の良さがあったからです。
ミャンマーの国民性なんでしょうか、ミャンマーの人って、控えめで優しいんですよね。
一時期リトル・ヤンゴンとも呼ばれた中井の川沿いの雑貨店や、
その後中井から高田馬場へ大挙して移ってきたミャンマー人のお店も、
共通してお客さんを温かく迎える雰囲気がありました。

よそ者扱いして無視するでなく、興味本位であれこれ声をかけてくるのでもなく、
こちらの関心がわかると、親身になって応えようとしてくれるのが嬉しいんです。
おしゃべりをしていていても、素朴な人柄が伝わってくるようで、気持ちの良い人が多いですね。
中国人や韓国人が同国人同士で喋ると、声がデカくてうるさくってしょうがないんですけど、
ミャンマー人でどなる人には、ついぞ出会ったことがないですね。

ウィン・プイン・カイは、おじさんと若い女性が切り盛りする小さなお店で、
1階のポストには「桜子」という、バーの名前みたいな表札が貼り付けてありました。
難は、このお店へ行く途中階に組の事務所があって、
エレベーターにその筋のお兄さん方が乗ってくること。
何度か狭いエレベーターでご一緒させていただき、キンチョーしたものです(汗)。

店にはCDとカセットが乱雑に平積みとなっていて、
CDの山だけ崩しては、一枚一枚眺めるんですけど、
まったく整理されてないので、全部見るのはひと苦労。
初めて行った時、「何が欲しいですか?」と尋ねられたので、
「ミャンマータンズィンを探しています」と答えるもまったく通じず、
ニニ・ウィンシュウェみたいなトラディショナルな音楽と説明すると、
「あー、サイン・ワイン!」と合点されました。

ウィン・プイン・カイではニニ・ウィンシュウェもずいぶん買いましたが、
おじさんのオススメで買ってみたメイユッワーが大当たりでした。
メイユッワーの2枚は、ウィン・プイン・カイ以外のお店ではついぞ見かけなかったなあ。
ティンティンミャ、マーマーエー、チョー・ピョウンのヴェテラン3人のCDを見つけたのもここでした。

池袋に通わなくなってからは、ミャンマーのCDはもっぱら新大久保のフジ・ストアや、
高田馬場のゴールデン・イーグル・ストア、スカイ・ホームなどで買うようになりましたが、
ゼロ年代半ば頃から、音楽CDの入荷がぱったりと途絶え、VCDしか入らなくなってしまいました。
音楽だけならネットで聞けるので、VCDしか売れないんですと。
いまやミャンマーのミュージックCDを入手するのは至難です(泣)。

May Yuat War "MAHURA NYA" Yedanar CDYDN94050
Tin Tin Mya, Mar Mar Aye, Cho Pyone "RADIO MHAR TAN" Yedanar CDYDN94001
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