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サハラ砂漠の暑さ タダラット [西アフリカ]

Tadalat  AGUEL'HOC.JPG

あぢぃぃぃぃぃぃぃ。

毎年毎年おんなじことボヤいてるみたいで、知恵の無い話ですけど、
今年は梅雨明け早すぎっ! 朝から炎天下の酷暑にはほんとへばります。
通勤を利用した30分ウォーキングが、苦行の季節でありますよ。
まあ、それでもこの十年、夏バテせずに過ごせているのは、
毎朝晩のウォーキングのおかげなんだろうから、今年の夏もがんばらにゃ、です。

うだるような日中の暑さのなかで、デザート・ブルースを聴いていると、
サハラ砂漠の暑さって、どんなもんなんだろうと、想像をめぐらしてしまいますね。
日中50度を越して温度計の針が振り切れるだとか、
Tシャツも10分で乾くという湿度10%未満の世界って、
湿度の高い日本の夏しか知らない人間には、どうもピンときません。

気温40度を越す中で、ターバンと衣服に身を包むのって、暑くないのかなあ。
乾燥から皮膚を守るためということは、知識として知っていても、
乾燥の感覚がわからないので、どうにも実感がつかめないんですよね。
その昔アフリカで乾季のガーナを体感しましたけれど、
あの時は、後頭部を殴られるような強烈な直射日光に驚いたもんでした。
ところが木陰に入ったとたん、びっくりするほど涼しく、
サハラ砂漠の暑さも、実際に体験してみなければわからないんだろうなあ。

そんな思いをめぐらしながら聴いているのが、マリのトゥアレグ人バンド、タダラットです。
タマシェク語で「牧草と希望」を意味するタダラットは、
08年にギタリストのウマル・バディを中心に結成されたばかりのバンド。
5曲入りミニ・アルバムの本作は、2年前にダウンロードのみで販売されていましたが、
このたびようやくフィジカルでリリースされました。

タイトルのアジェルホックは、キダルにあるタダラットの出身地。
昨年アンサル・ディーンの拠点になったと聞いていますが、今はどうなっているんでしょう。
11年2月にキダルで録音された本作は、典型的な砂漠のブルースで、
哀愁のあるメロディを淡々と歌っています。
まだこのバンドならではの飛びぬけた個性は感じられないものの、
自然音を入れたり、クレジットにはないドラムスが参加している曲があったりと、
丁寧にプロデュースされていて、気持ちよく聴けます。

Tadalat "AGUEL’HOC" Reaktion no number (2011)
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