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アコーディオンをキーボードに代えて レ・ピトン・ド・ラ・フルネーズ [西・中央ヨーロッパ]

Les Pythons De La Fournaise  TOUT Z'ÉTOIL.jpg

昨年夢中になり、ベスト・アルバムにも選んだレ・ピトン・ド・ラ・フルネーズ。
https://bunboni58.blog.ss-blog.jp/2022-10-18
去年書いた記事は、彼らのフェイスブックにもリンクされましたけれど、
早くも新作EPが届きました。

60~70年代のエレクトリック・セガをレパートリーに、
ノスタルジックなクレオール・ダンス歌謡をリヴァイヴァルする
グループ・コンセプトは今回も変わらず。
前作、前々作と違うのは、アコーディオンがキーボードに置き換わり、
エレクトリック・ギターが前面に出て、エレクトリックに寄せたウンドとなっています。

ヴィンテージ感たっぷりなエレクトリック・サウンドは、もろに60~70年代ですね。
キーボードの音色やギターのエフェクトがユーモラスで、
ファニーなリックを弾くあたりが、セガというダンス歌謡の性格をよく表しています。

Maxime Laope CHAPEAU L’ARTIST!.jpg   Maxime Laope HOMMAGES.jpg

サックス、フルート、キーボードの長いソロを交えてセガ・ジャムを繰り広げる
‘Sous Pieds d'Camélia’ は、 マキシム・ラオープの曲。
クロード・ヴィン・サン楽団をバックに歌ったオリジナルは、タカンバ盤で聴くことができ、
94年の “HOMMAGES” でもメドレーの1曲で歌っていました。
https://bunboni58.blog.ss-blog.jp/2013-02-15

Narmine Ducap  SÉGAS INSTRUMENTAUX.jpg

1曲やっているインスト・ナンバーが、ゆいいつメンバーのオリジナル。
これがレユニオンの名ギタリスト、
ナルミン・デュカップのセガ・インストルメントそのもの。
この曲が本作のサウンドを一番シンボリックに表している気がしますね。
ナルミン・デュカップの往年の録音を編集したタカンバ盤でチェックしてみましたが、
やっぱり今回のレ・ピトン・ド・ラ・フルネーズの方向性と、ドンピシャだな。

最後に、バンドキャンプで販売されているLP/デジタルは5曲のみなので、
ライヴ・ヴァージョンの2曲が収録されている限定リリースのCDをオススメします。

Les Pythons De La Fournaise "TOUT Z'ÉTOIL" Catapulte CATACD042 (2023)
Maxime Laope "CHAPEAU L’ARTIST!" Takamba TAKA1218
Maxime Laope "HOMMAGES" Piros CDP5209 (1994)
Narmine Ducap "SÉGAS INSTRUMENTAUX (1966-1976)" Takamba TAKA0813
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