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ショーロ・カリオカのセッション [ブラジル]

SÓ ALEGRIA  TDR003.jpg

うわぁん、嬉しい~。
3年前に入手しそこねた、インディのショーロ・アルバムを見つけましたあ。

ブラジルのインディは、リリースされたらソッコー手に入れるのが鉄則。
あとから探そうたって、捕獲はまず絶望的になっちゃいますからねえ。
再プレスされるなんてことは、まずないので、
手に入れ損ねたら、中古で根気よく探すしかないんですけど、まあ無理筋であります。
というわけで、これも諦めていたCDだったので、
ひょっこり某ショップの新入荷で見つけた時は、飛び上がっちゃいました。

本作は、サンバやショーロのレコーディングでひっぱりだこの、
実力者4人が集まったショーロ・セッション。
以前ソロ作を話題に取り上げたことのあるバンドリン奏者ルイス・バルセロス、
http://bunboni58.blog.so-net.ne.jp/2015-04-20
パゴージ・ジャズ・サルジーニャス・クラブのオリジナル・メンバーの
管楽器奏者エドゥアルド・ネヴィス、ヤマンドゥ・コスタに続いて
注目を浴びる7弦ギタリストのロジェリオ・カエターノに、
革新的なショーロ・グループ、ノ・エン・ピンゴ・ダグアの創設者で、
最近は犬塚彩子や渡海真知子のアルバム・プロデュースでも知られる、
パンデイロの名手でプロデューサーのセルシーニョ・シルヴァの4人です。

レーベルはテンダ・ダ・ラポサで、CD番号が3番の本作、
そういえばこのレーベルの1番は、
サックス奏者のエドゥアルド・ネヴィスのソロ作でしたね。
そのソロ作でも、パゴージ・ジャズ・サルジーニャス・クラブでも、
エドゥアルドはジャズ奏者の顔でプレイしていましたけれど、
本作では完全にショーロのスタイルで演奏していて、ジャズはおくびにも出していません。

レパートリーはメンバー4人が持ち寄ったオリジナルのショーロ曲で、
歌心溢れるスロウな曲あり、ユーモアに富んだ曲調ありの
多彩なレパートリーで、4人の熟達したプレイを堪能できます。

腕自慢にならず、プレイヤー同士が楽しみながら演奏していて、
遊びごころに溢れたセッション。リラックスしていても、
実力のあるメンバー揃いなので、プレイは十分に聴きごたえあり。
過度にアーティスティックになることもなく、
すべてが程よくバランスのとれた、ショーロ・セッションの理想形です。

Celsinho Silva, Luis Barcelos, Eduardo Neves and Rogério Caetano "SÓ ALEGRIA" Tenda Da Raposa TDR003 (2013)
コメント(3) 

コメント 3

としま

うわぁ〜、楽しそうだなあ、これ。四人とも今や僕も大好きなショローンです。もっともちゃんと知ったのはかなり最近ですが、お気に入りなんですよね。特にルイス・バルセロスのソロ・アルバムはbunboniさんのこのブログ記事で知って買って以来の愛聴盤です。ニーナ・ベケールのアルバムでも伴奏でしたねえ。

でもこれ、僕には入手は不可能だろうなあ。諦めるしかなさそうです。残念。
by としま (2017-01-21 00:09) 

bunboni

サンビーニャさんの12月新着輸入盤で見つけました。
ぼくがオーダーしたとたんに、予約販売に表示が変わってしまったから、1点ものだったのかもしれませんけど、まだ予約は受け付けているみたいだから、頼んでみてはどうでしょう。
by bunboni (2017-01-21 07:30) 

としま

それが、ブログでも一昨日・昨日と書いているような状況なもんで、今はたぶん不可能なんですね。試してはみます。ダメだったら、マシンが戻ってきしだいオーダーしますが、それで間に合うかどうですか…。
by としま (2017-01-21 09:06) 

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