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オプティミズムなポップが放つ希望 マフィキゾロ

Mafikizolo 20.jpg

マフィキゾロが帰ってきた!

クワイトはもう下火になったとか聞いていたんですけれど、
南アへ足しげく通っている板谷曜子さんからお話を聞くと、
最近またクワイトが盛り上がりを見せているのだとか。

だからかどうかはわかりませんが、去年の11月にリリースされた
クワイトの大スター、マフィキゾロの新作が、ごっきげ~ん ♪
04年にメンバーの一人がソウェトの路上で射殺されるという痛ましい事件によって、
トリオからデュオとなってからのマフィキゾロでは、これ、最高作じゃないですか。

前13年作“REUNITED” も、かつての華を取り戻した感はあったものの、
表紙のポップさとは裏腹の、ダークなムードや諦観のようなものがまだ残っていて、
このチームのオプティミズムな良さが、発揮しきれていませんでした。
http://bunboni58.blog.so-net.ne.jp/2013-08-06

でも、今作は、吹っ切れましたね。
9作目を数える結成20周年記念作となった今作は、
マフィキゾロの親しみやすいポップ感覚が全面展開して、キラッキラ輝いています。

オープニングの“Love Potion” から、「これぞ南ア」といったメロディが満載。
鈴が鳴るようなギターも、いかにも南ア流で、頬が緩みます。
やっぱり彼らには、クールに構えるより、こういうポップさが似合うな。
あと、ビートメイクが多彩になったところもいいですね。
“Umama” のハネるリズムなんて、もうサイコーです。
前作はハウス寄りの単調なビートメイクが、退屈なところもありましたからね。

全16曲には、さまざまなアーティストがフィーチャリングされています。
ブラック・コーヒーとも共演したことのある女性歌手モニーク・ビンガムの起用は、
意外じゃありませんでしたが、シリーナ・ジョンソンにはびっくり。
これ、シル・ジョンソンの娘のシリーナ? ひょっとして同名異人か。
コーラス・パートをコサ語で歌っているんだけども。
本当にあのシリーナだとしたら、どういう縁なのか知りたいところ。
ほかには、ナイジェリアからイェミ・アラデ、ウィズキッド(ここにもか!)、
タンザニアからボンゴ・フレーヴァーの新人、ハーモナイズもかけつけています。

厳しい南アの現実の中で、20年間サヴァイヴしてきた彼らだからこそ、
持ち味のオプティミズムで、これからも希望を与え続けてもらいたいものです。

最後に、蛇足のこぼれ話を。
今回たまたま偶然に、ドイツ経由で南ア盤を入手できましたけれど、
昨年、南アからの直輸入ルートがなくなり困り果てています。
20年近く懇意にしていた南アのオンライン・ショップが
閉鎖あるいは国外配送を中止してしまい、途方に暮れているのでした。
板谷さ~ん、ぜひ南アからの入手ルートの開拓、期待してま~す。

Mafikizolo "20" Universal CDRBL918 (2017)
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