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ポップなデザート・ブルース・バンド ティクバウィン [中東・マグレブ]

Tikoubaouine  AHANEY.jpg

タマンラセットは、トゥアレグ人にとってアルジェリア側の中心都市。
そのタマンラセットを拠点にインターナショナルな活動をするバンドも、
数多くなってきましたね。

これまでもイムザード、トゥマスト・テネレ、イマルハンを紹介してきましたが、
https://bunboni58.blog.ss-blog.jp/2013-08-30
https://bunboni58.blog.ss-blog.jp/2014-07-28
https://bunboni58.blog.ss-blog.jp/2016-05-16
https://bunboni58.blog.ss-blog.jp/2017-02-24
https://bunboni58.blog.ss-blog.jp/2018-12-02
ティクバウィンというバンドは、初めて知りました。

16年にアルジェリアでデビュー作を出していたようで、それは未聴ですが、
フランスからディストリビュートされた19年作を聴くことができました。
メンバーにドラムスがいることで、アンサンブルがタイトに引き締まっていて、
シャープなサウンドが気持ちいいこと、この上なしです。

歌手でギタリストのサイード・ベン・キラとホセイン・ダガーの二人が作曲していて、
耳残りするメロディを書けるのが強みですね。
イマルハンも曲づくりが巧みだったけれど、
親しみのあるキャッチーなメロディが耳残りします。
3・7曲目のレゲエもすごくこなれているんだよなあ。
ボンビーノが「トゥアレゲエ」と称して、よくレゲエをやるけれど、
トゥアレグ人バンドのレゲエでいいと思えたのは、ティクバウィンが初めてだな。

三人のギタリストの絡みも音色、フレージングとも絶妙の相性で、
遠景で砂漠の蜃気楼のような使い方をするスライド・ギターも効果的。
サイード・ベン・キラとホセイン・ダガーの二人の歌が若々しくフレッシュで、
十代のメンバーがいたトゥマスト・テネレを思い起こしました。

Tikoubaouine "AHANEY" Labalme Music no number (2019)
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