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ジョイスの再来 ジアナ・ヴィスカルジ

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ブラジルの若手女性歌手ジアナ・ヴィスカルジが再来日してくれました。
5年前ジアナのセカンド・アルバム“4321” をヘヴィー・ローテーションにしていた時、
ジアナが来日していたことをあとになって知り、「え~、来てたの!?」と地団駄を踏んだので、
今回は事前に情報を得られて、ほっ。
もっとも知ったのがライヴの5日前で、ぎりぎりセーフって感じでしたけど。

会場はぼくは初めての、渋谷セルリアンタワーにあるJZ Brat。
ブルーノートやビルボードをちっちゃくした感じのおしゃれなジャズ・クラブで、
普段は日本のミュージシャンが出演しているハコだそうです。

ジアナの“4321” をはじめて聴いた時の印象は鮮烈でした。
歌声がジョイスそっくりで、サウンドも“FEMININA” を意識してるのは歴然でしたけど、
ジョイスのリズム感のキレ味をさらに増した感じで、それは爽快なアルバムでした。
リズム・センスがとにかくバツグンによくて、ソングライティングのそこかしこに
ジャズ・センスを感じると思ったら、バークリー音楽院卒というのにナットクしたものです。

今回はプロデューサー兼ギタリストのミッヒ・フジシュカとともに来日。
ミッヒといえば、“4321” でエリオ・デルミーロそっくりのギター・ソロを弾いていた人。
エリオ・デルミーロは“FEMININA” でも絶妙なソロを弾いていたので、
なおさら“4321” と“FEMININA” の印象がカブるわけです。

ぼくが観たのは、来日ツアー最終の9月23日のセカンド・ステージ。
ジアナの透明感のある歌声はCDのまま、
リズムのキレはCDほどビシバシしておらず、もっとまろやかな印象を受けました。
ミッヒのギターは完全にジャズ・ギターでしたね。
ゲスト参加のパーカッションの安井源之新が、バツグンのサポートぶりをみせてくれました。

ジアナは英語・フランス語でも歌いますが、違和感はまったくありません。
MCもずっと英語で通していたし、CDに入れてくれたサインも英語だったしね。
ここ最近、バークリー卒のブラジル人アーティストがとても増えたように思いますけど、
マルチリンガルは当たり前って人が多く、昔のブラジル人アーティストのように、
英語で歌ったとたん不自然になるっていうことがなくなりました。
インク・スポッツの、というよりマンハッタン・トランスファーのカヴァーでおなじみの
“Java Jive” をすっきり聞かせるセンスに、それがよく表れてましたね。

残念だったのは、たった1時間のステージという短さと、
30人ぐらいしかいなかったお客さんの少なさ。
ステージ最前列のど真ん中に陣取ってた和服姿の女性が、
ライヴ中ずっと首を席の後ろにのけぞらせて、爆睡してたのも興ざめだったなあ。
寝るんなら、もっと目立たない隅っこの席に座んなさいっての。
アーティストに失礼でしょ(怒)。

ジョイスの再来と呼ぶにふさわしい、サンパウロの知性の人、
もっともっと聴きたかったので、また来てね。

Giana Viscardi "4321" Tratore GVMR02 (2005)
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