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ウェルカム・バック・トゥ・ジャパン キング・メンサー

20140522_King Mensah_Da.jpg   20140522_King Mensah_Akpe.jpg

トーゴからキング・メンサーが来日しました。
昨年に続いて2度目の来日です。
一般興行でない大使館による招聘のため、
昨年は事前に情報をキャッチできず見損ねましたが、今年は抜かりありません。

面白かったのは、昨年の来日で一行が帰国した後のある日のこと。
たまたま2年前に書いたぼくのキング・メンサーの記事に、
1時間で600人を越す人が押し寄せるという、自分史上初の事件が起こりました。
http://bunboni58.blog.so-net.ne.jp/2012-04-01
ぼくのブログの訪問人数は、1時間平均50~60人なので、いつもの十倍です。

後日わかったことですが、
「YOUは何しに日本へ?」というTV番組でキング・メンサーが同行取材され、
その番組が流れていた時に、みなさん「キング・メンサー」で検索されたんですね。
そのワードでヒットする記事なんて、ぼくのブログしかないので、それで殺到が起きたというわけ。
その後、番組が再放送された時にも同じことが繰り返されました。
TVの影響恐るべし、ですね。

King Mensah  Madjo.jpg   King Mensah  Sessime.jpg

そんなこともあって、ぼくもキング・メンサーのことが急に気になりはじめ、
旧作を手に入れたり、昨年の来日でトーゴ大使館に置き土産となっていた
“DA” のトーゴ盤や、最新作“AKPÉ” を買ったりしたのでした。
いろいろ聴いてみたんですけど、やっぱりぼくは、96年のデビュー作が一番好きだな。
ちなみにこのデビュー作は、“SESSIME” とタイトルを変え、アメリカでも出ましたね。

そんなこんなで、再来日にあたってトーゴ大使館ともご縁ができたところ、
偶然にも「バラカン・モーニング」にキング・メンサーのリクエストが来たとのことで、
ピーター・バラカンさんから、キング・メンサーの音源提供を依頼されました。
音源を送った後、せっかくなので本人が来日したら
「バラカン・モーニング」へ出演してもらおうと、大使館に代わってピーターさんにお願いしたところ、
とんとん拍子で話が進み、5月22日に生出演が実現しました。

King Mensah in Tokyo 2014.JPG

来日ツアーの千秋楽、5月25日赤坂区民センターのコンサートで、
キング・メンサーの生声に接しましたが、いやあ、堂々たる歌いっぷりでしたねえ。
まさしくアフリカン・マナーな歌声というか、力量のあるヴォーカルに感服しました。
バックはギター、ベース、ドラムスというシンプルな3ピースのバンドなんですが、
これまた巧者揃い。それもそのはず、3人ともパリの活動歴が長いミュージシャンたちなのでした。

Amen Viana.jpg

間口の広いテクニックを披露するギターのアメン・ヴィアナは、
エフェクターの扱いや左手小指を駆使する運指をみせるところなどが、
完全にロックやジャスの流儀。
シャープなリズム・カッティングとソロ・ワークに、思わず前のめりになっちゃいました。

ラウル・ミドンばりのギターも弾くので、
公演後に「ラウル好きなの?」と訊いたら、
5年前、ラウルのバックでリズム・ギターを弾いたことがあるんだそう。
彼のソロ・アルバム“PEARLS & GOLD” でも、ラウル・ミドンふうのギターでカヴァーした
ボブ・マーリーの“Is This Love” が、なかなかの聴きものとなっていました。

Patrick Ruffino.jpg

ベニン人ベーシストのパトリック・ルフィーノもまた才人でしたね。
リリースしたばかりという新作の“SATÒ” には、
同郷のギタリストでいまや売れっ子のリオーネル・ルエケはじめ、
ヴィユー・ファルカ・トゥーレ、シェイク・ティジャーン・セックなどが参加しています。
コンテンポラリーなサウンドのなかに、
無理なくコラ、ンゴニ、トーキング・ドラム、プールの笛をフィーチャーして、
センスのいいアフロ・ポップに仕上げる手腕はかなりのもの。

ハイライフを1曲やっているところに、思わず食いついちゃいましたが、
パトリックのお母さんはガーナ人だそうで、ハイライフもよく聴いていたのだとか。
ベーシストとしての腕も確かなうえ、歌も魅力的で、
十分ソロ・アクトとしてやっていける人ですね。

キング・メンサーの知名度こそないものの、昨年のオリヴァー・ムトゥクジのライヴと遜色ない、
アフリカン・ポップスのトップ・クラスといえる120分のステージ。
チケット代わずか2000円というのが申し訳ないような、贅沢な一夜でした。

King Mensah "DA" King Mensah no number (2010)
King Mensah "AKPÉ" King Mensah no number (2013)
King Mensah "MADJO" Bolibana BIP148 (1996)
King Mensah "SESSIME" Galaxy African no number (1996)
Amen Viana "PEARLS & GOLD" Amen Viana no number (2012)
Patrick Ruffino "SATÒ" Music Development Company no number (2013)
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