2011年ベスト・ソウル・アルバム L・J・レイノルズ [北アメリカ]
こりゃあ、文句なしの2011年ベスト・ソウル・アルバムですよ。
ヴェテランが本気出すと、違いますねえ。圧倒的です。
ホーン・セクションたっぷり、ドラムスもナマですよ、生。
やっぱりソウルは生音に限りますって。
インディでこれほどの作品をよくぞ作ったものだと思います。予算かけたんでしょーねー。
ヴォーカル・グループの最高峰、ドラマティックスのリード・ヴォーカルを張ったL・J・レイノルズ。
60~70年代のリアル・ソウルを体現してきたシンガーが、
いま現在のサウンドで最高作を作ってくれたとことに、喝采を送りたいんですよね。
リヴァイバル狙いのサウンドじゃないってところが、嬉しいんですよ。
マーヴィン・ゲイの“Come Get To This” を
ステッパーにアップデイトしてカヴァーするなんて現役感が、泣けるじゃないですか。
サウンドはあくまでもコンテンポラリー。ステッパーのダンス・トラックに、
アーバン・タッチのミディアム・スロウ、せつないバラードと、
どこを切ってもL・Jのソウルフルな歌いっぷりが炸裂して、もうワクワクしっぱなし。
この胸をかきむしられるような気分を味わえてこそ、ソウルってもんです。
R&B好きの長女のiTunesに仕込んでやったら、娘もイッパツで気に入ったとのこと。
このアルバムでバックを務めた、70年代ソウルの現場で活躍してきたミュージシャンたちとともに、
来日してくれないもんかなあ。L・Jのシャウトを生で体験したいものです。
コットンクラブ、ビルボード、ブルーノートのスタッフの皆様方、ぜひご検討のほど。
L.J. Reynolds "GET TO THIS" Motor City Hits MCH8171 (2011)
2011-11-11 00:00
コメント(4)
ク~っ、たまらん、涙がポロポロ…♪
by ペイ爺 (2011-11-11 23:07)
いいでしょ! 出だしの Girl! のシャウト一発から、ぐっときますよね。
by bunboni (2011-11-11 23:19)
サウンドも歌声もピチピチ弾けてますね!
Steve Winwood - Back In The High Life というアルバムを真っ先に重ねてしまいました。
by ナックル (2011-11-30 03:25)
今朝ヴェトナム旅行から帰国したもので、コメントのお返事遅れてすみませんでした。
なるほどスティーヴ・ウィンウッドですか。チャンスがあったら聴いてみます。
by bunboni (2011-12-04 21:14)