頬も緩むバイラブレなサルサ エディ・モンタルボ [カリブ海]
こうでなくっちゃね、サルサは。
足が自然にステップを踏んでしまうバイラブレなサウンド。
キレのいいリズムとうねるホーン・セクション、う~ん、気持ちええ~。
70年代のニュー・ヨーク・サルサ黄金時代から活躍してきたコンガ奏者、
エディ・モンタルボの17年ぶりのアルバムだそうです。
17年前のアルバムを知らないんですけれど、この新作、最高です。
これこそ熟達したヴェテランならではの味でしょうかね。
なんら新しいことなんかやってない、70年代のまんまのサルサ。
それでいてこの鮮度を保つことが、いかに難しいか。
音楽監督にプエルト・リコのピアニスト、ホセ・ルーゴを起用したのは大正解ですね。
カンタンテがまた感涙ものの役者が勢ぞろい。
チェオ・フェリシアーノ、ルベーン・ブラデス、ウィッチー・カマーチョ、
ドミンゴ・キニョーネス、ティト・ゴンサレス、リコ・ワルケル、イサック・デルガドですよ。
プレイヤー陣にもパポ・ルッカ、ウィリー・ロザリオがゲスト参加して、
全員一丸となって、気持ちよく踊れるモントゥーノに奉仕しています。
エディもコンガ奏者としての気概を、
“Timba Tambero” のイントロでびしっと示してくれているし、
ティテ・クレ・アロンソの曲を歌うチェオとルベーンのご両人にも胸が熱くなります。
特にルベーンの熱唱ぶりといったら!
今年のサルサは、年明けにティテ・クレ・アロンソをトリビュートした
バンコ・ポプラール盤のチェオに感激し、チェオとルベーンの共演作に燃え、
そして年の暮れに、このアルバムでまたこのメンツが顔を揃えるという、
なんだかタグ付けでループしているかのようであります。
Eddie Montalvo "DESDE NUEVA YORK A PUERTO RICO" Señor Marcha SRMX8959 (2012)
2012-12-07 00:00
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