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ブズーキが奏でる地中海の風 オレスティス・コレトス [東ヨーロッパ]

Orestis Koletsos  ME PLIMIRIZI FOS.jpg

ヤニス・コツィーラスともう1枚いっしょに買ってきたのが、
オレスティス・コレトスという若いブズーキ奏者のデビュー作。
オレスティスのブズーキに、ヴァイオリン、ギター、アコーディオン、ピアノ、
ベース、ドラムス、パーカッションで、アクースティックなライカを聞かせてくれるんですが、
これまたいい案配のトラッド風味なアルバムとなっているんですね。

エル・スールの原田さんに勧められて知ったんですけど、
オレスティス・コレトスは、ブズーキの名手として数多くのレコーディングを残した
ヤニス・パライオログウに師事し、腕を磨いた人だそう。
レンベーティカの巨人マルコス・ヴァンヴァカリスの甥でもあるヤニス・パライオログウのもと、
オレスティスはレンベーティカもしっかりと習得したようです。

オレスティスはテレビやラジオ番組、
その他コンサートのバック・ミュージシャンとしてキャリアを積む一方、
レンベーティカの影響色濃い歌手たちとの共演を通じて、作曲を始めるようになったのだそう。
なかでも、舞台女優で歌手のマーサ・フレンツィラの11年作のレコーディングへの参加は、
オレスティスにとって大きな刺激となったようで、その後自身のグループを率い、
ギリシャ国内ばかりでなく、キプロスやカリフォルニアへツアーに出かけています。

満を持してリリースされたデビュー作は、
これまで共演してきた5人の歌手たちをゲストに迎えています。
アルバム冒頭の1曲目では、マーサ・フレンツィラが歌っていますね。
計10曲、36分足らずという小品ともいえるアルバムですけれど、
地中海の風が吹き抜けるような、爽やかさを味わえるアルバムです。

Orestis Koletsos "ME PLIMIRIZI FOS" Ekkremes no number (2013)
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