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河内音頭アパラ ファタイ・オロウォンヨ [西アフリカ]

Fatai Olowonyo Elewure Wole.jpg   Fatai Olowonyo.jpg

これぞ、河内音頭アパラ!
何アホなこと言ってんだと思われるかもしれませんが、
論より証拠、聴いてみりゃ、イッパツでわかります。

トーキング・ドラムを中心とするパーカッション・アンサンブルが命のアパラに、
ギターを取り入れたのが、この人ファタイ・オロウォンヨなんですね。
ギターといってもジュジュなんかとは違って、歌の合いの手を入れるようにぺんぺんと弾かれ、
そのフレージングは、河内音頭のギターとまんまおんなじ。

フジやアパラのようなパーカッション・ミュージックで、
余計な西洋楽器を取り入れるのにあまり賛成してこなかったぼくも、
ファタイ・アロウォンヨだけは例外で、大好きでした。
ちなみにファタイ自身が弾くこのギターは、ハンドメイドの1弦ギターで、
レコードには「ネイティヴ・ギター」と書かれています。
アンプリファイドされたギター、どんな形してたのかなあ。
写真を見てみたいものです。
レコードによっては、音程が怪しくなったりするんですけど、
この2作はバッチリ、ファタイの代表作です。

70年にデビューしたファタイ・オロウォンヨは、
当時のアパラの大スター、アインラ・オモウラと火花を散らした間柄。
互いに相手を皮肉る歌で応酬しあい、じっさいのところ二人は不仲だったそうです。
アインラと同郷のアベオクタ出身で、アインラより10歳ほど若かったファタイですが、
濁った声質のダーティそのもののヴォーカルは、
アインラに負けず劣らずの迫力のあるものでした。

ギター入りアパラというスタイルは、後にも先にもこの人だけ。
よくぞCD化してくれました。

Alhaji Fatai Olowonyo "ELEWURE WOLE" Ogo Oluwakitan OKLP25
Alhaji Fatai Olowonyo "ABODE MECCA" Ogo Oluwakitan OKLP35
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