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ルンバ・ロックで謹賀新年 ストゥーカス [中部アフリカ]

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あけましておめでとうございます。

新年は明るく、楽しく、元気よく、迎えたいもの。
今年は何がいいかなぁと、あれこれ迷いましたが
2011年の聴き初めはストゥーカスにしました。

ストゥーカスといえば、ルンバ・コンゴレーズ世代の予定調和をうち破った
ルンバ・ロックのなかでも、とりわけ型破りな激しさで知られるバンド。
サイレンが飛び出すわ、リヴァーブを深くかけたヴォーカルが暴れ回るわで、
その奇想天外さに耳を奪われがちになりますが、
彼らが歌うメロディーの美しさや、コーラス・ハーモニーの華やかさは、
他のルンバ・ロック世代にない個性でした。

そんなストゥーカスの名曲満載なのが本作。
サイレンが飛び出す奇想天外な曲こそありませんけど、
意表をつく展開をみせるサウンドのアイディアの豊かさに、
溢れんばかりの若い才能がきらきらと輝いている、爽快な傑作です。

このCDの最大の聴きどころは、ラストに収められた“Gida”。
彼らが何度も取り上げている名曲ですけど、
ここで聴けるのは、ルンバ第一世代の大ヴェテラン、
カミーユ・フェルジのアコーディオンをフィーチャーしたヴァージョン。
これを至福といわず、なんといいましょう。

今年一年も、いい音楽とたくさん出会えますように。

Orchestres Stukas De Lita Bembo "LES PLUS GRANDS SUCCÈS VOLUME 2" Ngoyarto NG044
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